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児童生徒の活用場面に基づく「タッチペン」の選定ガイド

教育委員会さま、小学校・中学校の教職員の皆さま、「タッチペン」の選定にお困りではありませんか?
NECフィールディングの元公立中学校教員のSさんと共に、皆さまのお役に立てるタッチペンの最適な選定方法を一緒に考えていきましょう。
埼玉県公立中学校に社会科教員として勤務し、キャリア採用(中途採用)で現職へ。
教員経験やこれまでの人脈を活かして企画業務に従事。
GIGAスクール構想第2期の当社企画の端末部門リーダーとして活動中。

タッチペンは補助対象範囲
まず、端末で利用するアクセサリの補助対象範囲について教えてください。
GIGAスクール構想第2期では、周辺機器について「ハードウェアキーボード及びタッチペン」は必須となります。
特にタッチペンについては、仕様や価格もさまざまあり、「どのタッチペンを選定してよいのかわからない」という教育委員会さま、先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また「学習者用コンピュータ最低スペック基準」には、次のように記されています。

タッチペンについては、令和6年度から本格的な導入を予定しているデジタル教科書、質・量ともに充実してきているデジタル教材、写真や画像データへの書き込み、数式の記述等で必要な付属品であり、学校における具体的な使用場面を勘案して仕様を選択する必要がある。
児童生徒がどのようにタッチペンを使うのか、使う場面、頻度、使う上で重視したい点などを踏まえてタッチペン選定をしていくことが重要ですね。
まずタッチペンを検討する際に、端末に付属されているか、もしくは別途購入の必要があるかを確認しましょう。

タッチペン選定時の注意点
タッチペンを購入する場合の注意点について教えてください。
純正のタッチペンが端末に付属していない場合、メーカーの純正タッチペンにするか、サードパーティ製品にするかを決める必要があります。
サードパーティ製品にはさまざまな価格帯があり、予算に応じて選べるのがメリットですが、端末によっては正しく動作しない場合もあるので、事前に確認しましょう。

各種タッチペンの特徴と児童生徒の活用場面を想定したタッチペンの選定ポイント
児童生徒の活用実態を考慮したタッチペンの選定ポイントを教えてください。
それでは、校種・学年別に考えていきましょう。

■実態に応じた選定ポイント
1.小学校低学年から中学年
- 鉛筆/タッチペン問わず「書くこと」に慣れること
タッチペンの太さや形状が鉛筆に近い方が書きやすく、鉛筆で「書くこと」と同じ持ち方を指導することができます。 - 直観的な操作がしやすいこと
大きめの文字をなぞったり、選択画面でマル印を書いたり、画面上で画像をドラッグしたりする操作が基本となるため、ペン先が丸いものでも問題ありません。 - ケガ防止への配慮
低学年は、まだ自分で判断して危険を回避することが難しい傾向にあります。そのため、予期しない行動で自分や友達を傷つけてしまうこともあります。事故防止の観点で、タッチペンの先端は丸く柔らかい物が安全です。
2.小学校高学年から中学生
- 記述が増える
デジタル教科書やデジタル教材、定期テストの回答時に、数式や文章の細かい記述が増えます。
タッチペンの先端が細いもののほうが記述しやすい傾向にあります。
■タッチペン使用時の指導について
選定ポイントの中で事故防止について記載していますが、タッチペンを使用するうえで安全面、また破損予防の観点での指導は必要不可欠です。
GIGAスクール構想 第1期では、タッチペンをキーボードの上に載せたまま、キーボードと画面の間に挟んで閉じてしまい、画面が破損した事例もあります。
GIGAスクール構想 第2期では予備機が増えると想定されますが、故障率を考慮すると予備機も潤沢にあるわけではありません。児童生徒への配布時には、これらを考慮して指導したいですね。

おわりに
端末に付属している純正タッチペン、もしくはオプションの純正タッチペンの利用を前提に、必要に応じてサードパーティ製品の利用をご検討ください。
タッチペンの選定においては、どのような学習場面においてタッチペンを活用するのか、活用頻度などを考慮して選定することが重要です。また教師用のタッチペンがあると採点や添削時に大変便利という現場の声もお聞きしています。
NECフィールディングでは、端末とタッチペンの動作確認や使い勝手などを検証した上で、提案しています。
学習者用・指導者用含め、具体的な利用シーンを想定しながら、利用するタッチペンを一緒に検討していきましょう。
発行元:NECフィールディング
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