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インターナショナルスクールの校務DX実践例

インターナショナルスクールの校務DX実践例

今回は、国内の英語を主体としたインターナショナルスクールに勤務する、教員歴10年のO先生に、インターナショナルスクールにおける校務DXの実践事例を伺いました。

教師用端末の活用法

O先生はこれまで公立小学校に勤務されていたとのことですが、公立学校とインターナショナルスクールでのICT機器の活用の違いを感じることはありますか?

まず一番驚いたのは、指定されたクラウドサービス上でデータが共有できれば、特に指定がないことですね。例えば、ノートパソコンの先生もいますし、タブレットを使用する先生もいます。
OSについても、Chromebook を使用している先生もいれば、iPadを活用している先生もいます。私は Windows を使用しています。

O先生

先生ご自身で選択できるのですね。
先生方のOSが異なることで、困ることはありませんか?

特にないですね。
教員間で共有するものは、すべて Google ワークスペースに格納して、やりとりも Google チャットを使っています。そこにアクセスさえできれば、お互い問題ないですね。

O先生

Google ワークスペースにどのようなものを格納するのですか?

授業の素材から、行事の企画書など、すべてですね。
先日も、「A先生の図形の授業が毎年好評」という話を聞き、数年前のA先生の授業素材フォルダから教材と指導計画を参照して、実際に授業に活かしました。

O先生

先生方が必要な時に必要な資料を参照できるのは便利ですね。
それ以外にも運用面で目新しいものはありますか?

行事や校外学習などで連絡を取る時、公立小学校では無線機を活用していたのですが、 先日実施した劇の発表会(学芸会)において、教職員間の進行連絡に Google チャットを活用しました。

O先生

どのような場面で活用したのですか?

直前の進行やアドリブを舞台の幕裏にいる教員同士でやり取りするのですが、それをGoogleチャットで実施しました。
舞台のそでで、「児童Aさんがダンスを披露したいと言っているから、次のセリフまで3分待ってください。舞台の下手(しもて)の児童みんなに伝えてください。」などといった具合ですね。

本校は主体性を大切にしているため、演技については本人のアレンジに任せています。そのため、本番当日に、突如演技をアレンジする児童もいるわけです。

O先生

幕袖のような声を出しにくい状況の場合、テキストでやり取りできるのはよいですね。

大変便利です。子どものジャストアイディアにも柔軟に対応できますからね。

一方で、校外学習のハイキングなどでは、無線で音声のやりとりができるよさがありますね。
「この先、土がぬかるんでいる場所があるので気を付けてください。」
などといった状況では画面より児童の様子をみながら、情報共有したいですからね。

O先生

職員会議の議事録の表現方法

職員会議の議事録の表現方法

本校の教職員は、データでの表現方法も多様だと感じています。

例えば、職員会議を見ていると、メモの取り方は、人ぞれぞれです。

キーボードを使ってきっちりと議事録を残したい先生は、コンバーチブル型のタブレットを使用していますし、会話をイメージ図で表現するのが得意な先生は、ペンを使ってタブレットに図式化して表現しています。

本校の教職員は、英語と日本語の両方を使用しますが、時々先生によっては英語の表現が独特で読解が難しいものもあります。そのような場合、議事録が英語のみで書かれたテキストよりも、図式化されているほうが、より分かりやすいと感じます。

O先生

おわりに

今回は、インターナショナルスクールに勤務するO先生にお話を伺いました。先生方の柔軟な活用方法は非常に興味深く、使いやすい端末選びの重要性も感じました。

当社では、さまざまなタイプの端末導入が可能で、大規模案件の短納期導入の実績もあります。お気軽にご相談ください。

公立学校の校務DX(クラウド化)のためのネットワーク構築などもお気軽にご相談ください。

発行元:NECフィールディング

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