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金融機関向けソリューション
金融機関のお客さまにフォーカスし、その事業を支援できるソリューションを紹介します。金融機関向けソリューション
NECフィールディングは「お客さま現場に密着したお客さま基点の活動」により、さまざまなサービスを提供し、ビジネスをサポートしています。
さらに、お客さまの市場環境を理解し、当社の強みが活かせるサポートの方向性を策定し、それを具現化するお客さま基点のソリューションを提案しています。
ここでは金融機関のお客さまにフォーカスし、その事業を支援できるソリューションを紹介します。

金融機関の目指すべき姿
最近では、人工知能やブロックチェーンなどの技術の急速な進展により、金融機関の目指すべき姿が変化しています。

金融機関が感じている動向や課題
少子高齢化や人口減少が本格化し、労働市場が大きな変動を見せるなか、世の中の変化は金融機関にも大きな影響を与えています。金融機関の働き方や環境も変えていかなければなりません。

課題1:持続可能なビジネスモデルの再構築
「事業性評価」に基づく融資の実行、企業向けの本業支援などの強化による収益基盤の確立などで、経営体質の強化・体質改善を図り、持続可能なビジネスモデルを再構築することが急務となっています。そのため、「事業継承」や「M&A」による取引深耕や、コンサルティング機能の充実や手数料ビジネス拡大による収益源拡大への取組が重要な課題です。
課題2:渉外業務(コンサルティング)の強化
自宅や事業所を訪問することが多い渉外担当には、顧客のニーズや相談にタイムリーに対応できる高度なコンサルティング能力が求められます。
訪問先で必要に応じてデータや資料、動画を見せたりしながら、顧客にわかりやすい商品の説明やコンサルティングを行い、顧客の要求に的確に応えるため本部とのネット連携による専門家活用等のツールを備えることが必要です。
課題3:セキュリティ・マネロン対策
セキュリティ対策は、内部の情報漏洩対策及び外部からのサイバーアタック対策に加え、マネー・ロンダリングやテロ資金供与対策が喫緊の課題です。全顧客に対するリスクベースアプローチによる評価や、顧客属性分類による評価、一定期間途切れた普通口座での取引停止対策等、多少の利便性を犠牲にしても、お客様が結果的に犯罪に巻き込まれない、口座を悪用されないための管理・対策が求められています。
金融機関のセキュリティ課題
金融業界を取り巻く環境
近年、金融を取り巻く環境は、デジタライゼーションの加速的な進展による伝統的な金融機関のビジネスモデルの変革の動き、非金融のプレイヤーの参入などにより、大きく変化しています。
こうした動きは、利用者の利便性を大きく向上させ、生産性を高める可能性がある一方、あらゆるシステムがネットワークに繋がることにより、これまで以上にサイバーセキュリティの確保が重要になってきています。
金融機関におけるサイバー攻撃の被害
日本では、これまでに金融システムの機能が停止するような大規模なサイバーインシデントは発生していませんが、海外では金銭の窃取を目的とした大規模なサイバー攻撃事例が発生しています。国内の金融機関でも、分散型サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)や標的型攻撃、脆弱性をついた不正アクセスなどのサイバー攻撃が多数発生しています。
サイバー攻撃の対象は大手金融機関だけでなく、中小金融機関にも拡大しており、実際に、中小金融機関のWebサイトが改ざんされ、不正なサイトに誘導された事案などが発生しています。実効性のあるサイバーセキュリティ対策は金融機関にとって急務となっています。 今後クラウドサービスを対象とした攻撃が拡大することも予測されており、クラウドサービスに対するセキュリティ対策も必要となってきます。
出展:「金融分野のサイバーセキュリティレポート(令和元年6月 金融庁)」を加工して作成