サイト内の現在位置

ネットワーク統合事例医療法人五星会 菊名記念病院様

医療法人五星会 菊名記念病院様(SP)医療法人五星会 菊名記念病院様(PC)

医療情報系と事務系ネットワークを統合
営業・保守の迅速な対応が導入の決め手に

業種:医療・ヘルスケア 製品:プロダクト販売導入保守・運用 ソリューション:無線LAN構築サービス

課題背景

  • 院内ネットワークの老朽化による故障増加への対応が必要
  • 事務系ネットワークの保守対応に時間を要しており、運用保守体制の見直しが必要
  • アクセスポイントの不足により、不通エリアが存在

成果

ネットワーク機器を一新し、安定稼働と保守運用コストの低減を実現

医療情報系と事務系のネットワークを統合し、保守窓口を一本化

医療DXを考慮し、現場の要望に柔軟かつ迅速に対応したことで職員の満足度が向上

本事例に関するお問い合わせはこちらから

対象サービス

  • 医療情報系と事務系ネットワーク統合後の構成図

医療情報系と事務系ネットワーク統合後の構成図

事例の詳細

導入の背景や課題

医療法人五星会 菊名記念病院 医療情報システム室 課長 和田 耕一氏
医療法人五星会
菊名記念病院
医療情報システム室
課長
和田 耕一氏

医療DXに対応すべくネットワークの安定稼働が課題に

医療サービスの向上、職員の作業効率向上といった観点から、病院内のデジタル化は不可欠となっています。そうしたデジタル化の進展の基盤となるのが、安定性・信頼性の高いネットワークの構築です。

菊名記念病院様では、電子カルテシステムや検査システムといった医療行為から会計まで一貫した医療情報システムを運用するためのネットワークと、インターネット利用や職員がメールなどに活用する事務系ネットワークが設けられていました。基幹システムである医療情報系ネットワークはベンダ保守を実施していましたが、事務系ネットワークは保守契約を交わさず、ネットワーク機器メーカーに故障時の対応を依頼していたといいます。

医療情報系ネットワークの運用が7年を迎えたころ、事務系ネットワークの故障も目立つようになりました。「事務系ネットワークも古くなり、機器の不調や故障が気になっていました。しかしメーカーに修理を依頼しても、早くても半日から1日程度の時間がかかります。その間は事務系システムが使えず、インターネットが使えなかったりメールが送受信できなくなったりするため、業務が止まってしまいます。運用保守体制は早急に改善する必要がありました」と、菊名記念病院医療情報システム室の和田耕一課長は話しています。

医療情報系のネットワークについて和田課長は「大きなトラブルはなかったものの、運用開始から7年も経てばサイバー攻撃への対応などのアップデートは必要です。ネットワーク運用の効率化やセキュリティの向上を狙って、医療情報系のネットワーク更新を機に事務系ネットワークの運用改善を図ることを目指しました」とネットワーク統合の経緯を語ります。

そこで院内にあるサーバの保守を担当するNECフィールディングに相談したところ、「驚くくらいの速さでレスポンスがあり、すぐにネットワークの担当者を紹介してもらえました」と和田課長は話します。

選択のポイント

医療法人五星会 菊名記念病院 医療情報システム室 江上 岳一氏
医療法人五星会
菊名記念病院
医療情報システム室
江上 岳一氏

万全の保守体制と導入事例の多さが後押しに

NECフィールディングの提案内容は、医療DX及びセキュリティ面を考慮した上で医療情報系と事務系のネットワークの統合によって機器台数を削減し、コスト抑制、障害ポイント削減を図るというものでした。保守窓口をNECフィールディングに一元化し、障害対応工数削減にもつなげる狙いです。さらに、アクセスポイントの設置について、経験を基に再配置案を提示しました。

ネットワーク更新においては、NECフィールディングを含めて3社の提案が比較検討されました。見積額や提案された機器の性能などに大きな違いは見られなかった中、サポート体制には差があったそうです。和田課長は「NECフィールディングにはもともとサーバ保守を委託していたので、保守品質の高さは分かっていました。医療機関向けの導入実績も豊富で、医療分野に精通しているという安心感もありました」と語ります。また、NECフィールディングの拠点は菊名記念病院様から車で30分圏内にあるため、トラブルが起こった時にも迅速にサポートが受けられるという期待を寄せていただきました。

加えて、NECフィールディングが持つノウハウや情報量の多さも評価ポイントになりました。医療情報システム室の江上岳一氏は、「NECグループの企業としてメーカー側の情報を知っていることや、全国に保守拠点があり数多くの知見を持っていることを踏まえると、何かあったときにも安心して問い合わせられるという信頼感がありました」と話します。

ネットワーク更新に際しては院内業務の効率化、スタッフの働きやすさ向上に加えて、機器の故障や障害が発生した場合にも院内への影響を最小限にとどめられるか、という点が重視されました。NECフィールディングの提案内容や保守体制は、これらの重要ポイントを満たしていると評価されました。

ネットワーク更新は2022年秋から具体的な検討が行われ、2023年夏に更新作業が始まりました。NECフィールディングでは、設計や機器構成においてお客様とディスカッションを重ね、よりよい構築を実現し、機器入れ替えの際は極力院内業務に影響が出ないように進めました。現場の機器入れ替えに立ち会った和田課長からは「設計段階から我々の要望をよく聞いていただいたので、特に大きな心配はありませんでした。実際の作業も土日や夜間を中心に行われたので、院内業務への影響もなくスムーズに進みました」と評価いただきました。

導入の成果

ネットワーク統合と通信環境の改善で業務効率や職員の利便性が向上

医療DXを考慮し、働き方改革の一環としてWi-Fi環境の再構築も行いました。従来はワークスペースや一部の病棟で通信が不安定になることもあったそうですが、アクセスポイントの配置を変更するなどして通信環境は大きく改善しました。

現場からの問い合わせに対応する江上氏は、NECフィールディングの対応は期待以上だと語ります。「我々が対応に苦慮するような問い合わせにも、すぐに回答してもらえることには驚きました。対応があまりに早いので、こちらが慌てることもあるぐらいです」と喜んでいただいています。

また、お二人はお客様要望に対する柔軟な対応についても評価されています。「アクセスポイントを設置した後、期待した通信速度が出ない場合もあります。計画通りにいかないことでも、他病院での対応実績を基にカバーしていただいたのでNECフィールディングに任せてよかったと感じています」(和田課長)、「小さな疑問でも相談すると、現場に沿った提案を迅速に行っていただけるので、いつも助かっています」(江上氏)とコメントいただきました。

NECフィールディングでは、菊名記念病院様以外にも横浜メディカルグループに属する他の医療機関にも保守サービスを提供しています。「今後は医療情報ガイドラインに基づくセキュリティ対策を強化していきたいです。病院ごとに特性があり共通仕様でというのはなかなか難しいですが、NECフィールディングには医療DX推進に向けて引き続き支援してもらいたいと思います」(和田課長)と期待が寄せられています。

集合写真

お客様プロフィール

医療法人五星会 菊名記念病院様

所在地 神奈川県横浜市港北区菊名4-4-27
概要 1991年7月開院。同院が属する医療法人五星会を含む4つの医療法人と1つの社会福祉法人で構成される横浜メディカルグループ(YMG)の基幹病院である。神奈川県東部における急性期医療に特化し、年間8000台の救急車を受け入れ。24時間365日、緊急手術・カテーテル治療にも対応可能な診療体制を整えている。病床数は218床(特定集中治療室10床、脳卒中ケアユニット11床含む)。
URL new windowhttps://kmh.or.jp/

医療法人五星会 菊名記念病院様

担当者からひとこと

営業の熱意やレスポンスの速さを評価していただき、大変有難いです。
今後もタイムリーな情報共有は勿論、お客様のお困りごとや将来構想ついても一緒に考え、実現に向けて引き続きご支援させていただきたいと考えております。

東日本インテグレーション統括部 西関東第一営業部 営業第二課 渡邉 香菜子
東日本インテグレーション統括部
西関東第一営業部
営業第二課
渡邉 香菜子

本ネットワークに関するお困りごとが発生した際は、真摯に対応し、解決に向けてサポートいたします。
また、新しいご要望をいただいた際にもご協力できればと考えておりますので、今後も長いお付き合いをさせていただければ幸いです。

LCMサービス統括部 西関東システムグループ 村田 陽菜
LCMサービス統括部
西関東システムグループ
村田 陽菜

「何もないことがいいことである」というお客様のお言葉をとても嬉しく思います。
有事の際にはスピーディに対応することで少しでもお客様の負担を減らし、通常業務に注力できるよう業務効率化に貢献できればと考えております。

LCMサービス統括部 西関東システムグループ 土山 寛子
LCMサービス統括部
西関東システムグループ
土山 寛子

菊名記念病院様のセキュリティについては、医療業界で導入される傾向の多いソリューションや適切な構成を考えながら情報提供させていただきました。
今後も医療業界の動向を探ると共に全国の導入事例等の情報を収集し、お客様に最新情報を提供できるように努めます。

デジタルビジネス統括部 医療SLグループ 大草 颯
デジタルビジネス統括部
医療SLグループ
大草 颯

この事例の製品・ソリューション

本事例のリーフレットをダウンロード

事例の内容を紹介したリーフレット(PDF)がダウンロード頂けます。

本事例に関するお問い合わせはこちらから

※記載されているお役職等の情報につきましては、2024年12月31日時点のものです。
※記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。