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行政情報ネットワーク更新と無線LAN整備事例長野県庁様

長野県庁様様建物(SP)長野県庁様様建物(PC)

行政情報ネットワーク更新に合わせ県庁に無線LANを導入
働き方改革の実現と県民サービスの向上に貢献

業種:自治体・公共 製品:導入保守・運用  ソリューション:行政情報ネットワーク更新無線LAN整備

課題背景

  • コロナ禍の影響もありテレワークなど働き方改革を推進したい

  • 長野県庁舎だけでなく県内現地機関にも無線LANを展開したい

  • 長野県DXを実現し、業務効率向上や県民サービスの向上を図りたい

成果

無線LAN環境で業務スタイルが一変し、生産性の向上が進んだ

強固な無線ネットワークの構築が進み、県庁の業務効率化に繋がった

県庁舎、県内現地機関での無線LAN導入で長野県DXを推進できた

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事例の詳細

導入前の背景や課題

ネットワーク更新に合わせて
県庁のDX推進を検討


コロナ禍で多くの企業がテレワークの導入や在宅勤務を実施するなど、働き方改革が加速するとともに、生産性向上や業務効率化を目的としたDXが進められています。行政分野でもデジタル化や働き方改革の推進は急務です。
長野県は2020年7月、「長野県DX戦略~Society 5.0時代の新たな信州の道しるべ~」とするデジタル化のロードマップをまとめました。
コロナ禍という特殊な事情も手伝って、長野県もDX推進を掲げ、行政改革や職員の働き方改革、県民への行政サービスの向上、地域振興と産業振興などをデジタルで実現することを打ち出しています。その第一歩となるのが、県庁のDXです。そのために情報政策課と先端技術活用推進課を改組・再編し、2021年4月にDX推進課を設置し、その中にデジタルインフラ整備室を設けました。
その役割について、長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室の丸山幸一室長は、「県庁内や県内の合同庁舎といった現地機関の行政情報ネットワーク整備、職員が業務で使うシンクライアントや仮想基盤の導入を担当するのがミッションです」と話します。そこで導入したのが無線LANです。今回、既存の行政情報ネットワークの更新の時期で、より便利で働きやすいネットワークインフラを構築するにはちょうど良いタイミングでした。
長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室の滝澤啓一主任は、「業務で使用するLGWANには無線LANに関するセキュリティ要件がありませんでした。それが2020年度あたりから徐々に整備されてきたので、今回の導入の後押しになりました」と話します。

長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室長 丸山 幸一氏
長野県企画振興部
DX推進課
デジタルインフラ整備室長
丸山 幸一氏

長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室企画幹(開発・運用担当) 山田 基幸氏
長野県企画振興部
DX推進課
デジタルインフラ整備室
企画幹(開発・運用担当)
山田 基幸氏


選択のポイント

長年の保守・運用で
実績と信頼を得る


NECフィールディングは、更新前の行政情報ネットワークの構築と保守・運用を行ってきました。またサーバなどの保守で長野県庁様とは20年以上の関係があり、常駐者も4人置いています。長野県庁様のIT環境を熟知しており、丸山室長は「我々も知らない細かいことまでご存知です」と話します。
長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室の山田基幸企画幹は、「ネットワークは5年ごとに更新しますが、その間にデジタル技術は進み、我々としても思い通りにいかない部分があります。そういう部分についてもきちんとサポートしていただき、ノウハウを提供していただきました」と説明します。
無線LANを導入し働き方改革を実現するためには、国の制度・指針に準拠したセキュリティの導入も重要です。今回、従来のネットワーク環境でも備えていた仮想ネットワークを継承するとともに、不正なログを検知したら直ちに端末を自動遮断する機能を採用しました。
長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室の小林慎吾担当係長は、「シンクライアントが安定して使えるかどうかは、庁内と現地機関の無線LANや基幹ネットワークの信頼性が重要です。無線LAN環境で、席を移動しても自動的にSSIDを取得できるので、仕事の効率は大幅に向上すると思います」と、信頼性の高いネットワークと無線LAN環境の重要性を強調します。
無線LAN環境の構築では、アクセスポイントの設置場所の選定といった設計が重要です。その点についても「どこにアクセスポイントを設置するかは、図面上で検討するとともに実際に現場を回ってチェックを実施しました」と、長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室の川口敏嗣主任は語ります。また、山田企画幹も、「県内には10の合同庁舎のほかに県の現地機関が入居するミニ合同庁舎があります。長野県は北から南まで広いので、それを網羅するだけでも大変です。実地調査には職員も同行しますが、NECフィールディングの担当者も実際に現場で確認していただきました」と、迅速かつ的確な対応を評価しています。

長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室担当係長 小林 慎吾氏
長野県企画振興部
DX推進課
デジタルインフラ整備室
担当係長
小林 慎吾氏


長野県企画振興部DX推進課デジタルインフラ整備室主任 川口 敏嗣氏
長野県企画振興部
DX推進課
デジタルインフラ整備室
主任
川口 敏嗣氏

導入後の成果

職員の働き方改革が実現
県民へのサービス向上に寄与


無線LAN設置では、まず議会と幹部職員の執務室、一般職員も使用する会議室などを対象に設置しました。さらに来庁者向けのネットワークも整備し、2021年度から稼働を開始しました。丸山室長は、「パソコンからスクリーンに映して、幹部職員への業務報告や説明が行えるので、紙の資料を作る手間も時間も省けます」と、そのメリットを話します。「多人数の会議でも全員がパソコンでデータにアクセスできるので、ペーパーレス化にもつながります。今ではそれが当たり前になってきました」(丸山室長)。
2022年度は一般職員の執務室や、コロナ禍で必要になった空きスペースを使った分散業務用の執務室などへの無線LAN設置、合同庁舎などへの展開が始まっており、県庁の生産性向上、業務効率化がますます進んでいます。
丸山室長は、「行政情報ネットワーク更新と無線LAN設置はDX推進の柱と考えています。今後、市町村と連携したシステムの共同開発・利用を進め、県民サービス向上や地域振興、産業育成なども加速させていきます。NECフィールディングとは情報やノウハウの提供など、これからもコミュニケーションを続けていければと考えています」と、NECフィールディングを信頼のおけるパートナーとして評価しているそうです。

長野県企画振興部
DX推進課
デジタルインフラ整備室
主任
滝澤 啓一氏

サービスイメージ

お客様プロフィール

長野県庁様

所在地 長野県長野市大字南長野字幅下692-2
概要 長野県の概要:面積は約1万3500㎢と都道府県の中で4番目に広い。県内の市町村数は77。人口は約202万人(2022年6月1日)、世帯数は約84万2000世帯(同)。
URL new windowhttps://www.pref.nagano.lg.jp/index.html

長野県庁様

担当者からひとこと

今年度も引き続き無線LANプロジェクトを担当させていただきます。営業の私だけでなく、長野支店やパブリックソリューション事業部、SEと共に一丸となってプロジェクトの確実な完遂に取り組んでいきます。

東日本営業本部北関東営業部営業第二課エキスパート 泉 智至
東日本営業本部
北関東営業部
営業第二課エキスパート
泉 智至

これからもしっかりスケジュールを把握して、長野県庁様の要望に対応していきます。私は毎週1日だけですが常駐メンバーに加わっているので、相談でもなんでも気軽に声をかけていただければと思います。

長野支店サービス課 神田 啓之
長野支店
サービス課
神田 啓之

5年前、行政情報ネットワーク案件に関わり、今回その更新と無線LAN整備ということで再び提案の作成に関わることができました。長野県DX戦略の基盤となるインフラ構築に力を注ぎたいと思います。

パブリックソリューション事業部技術戦略部主任 遠山 義文
パブリックソリューション事業部
技術戦略部
主任
遠山 義文

この事例の製品・ソリューション

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※記載されているお役職等の情報につきましては、2022年08月29日時点のものです。
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