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学校ICT環境の整備で子どもたち一人ひとりに沿った教育を実現
- 業種:
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- 文教・科学
- 製品:
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- 導入サービス
- 学校ICT推進ソリューション
- ソリューション・サービス:
事例の概要
課題背景
- すべての教育現場に十分なICT環境を整えたい
- 教員の教材準備の負担を軽減したい
- ICT活用により授業の学習効果を向上させたい
事例の成果
すべての学校に教員用・生徒用端末やネットワーク機器を導入し学校ICT環境を整備
教員の教材準備の負担軽減と授業の学習効果の向上を実現
一歩先のICT活用へのチャレンジで、新しい学びを創出
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事例の詳細
導入前の背景や課題
ICT活用による学習活動の充実に向け、市を挙げた学校ICT関連機器の導入へ
名取市教育委員会では、アナログとデジタルのハイブリッドなアプローチにより、子どもたちが安心して学べる環境づくりに取り組んでいます。これは、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」で提唱されている内容にも合致するものです。目下2021年度の教育基本方針を作成しており、そこにも“時代に合致した教育の推進”と“情報活用力の推進”という、ICTを活用した情報教育について2つの項目が盛り込まれています。このようにICTを活用した学習活動の充実を目標に掲げるなか、その実現のためにメールやSNSなどに関する情報リテラシー教育にも注力しています。
そんな名取市ですが、ICT事業をスタートした2016年度以前は、まだ十分なICT環境が整っていない状況でした。
「例えば、教員自身が教材本などをコピーして教室で拡大鏡を使って提示したり、さらには模造紙に手書きで作成したものを教材として用いたりといったことが行われていました。これでは教員の教材準備に負担がかかるうえ、授業の学習効果にも影響が出てくると考えていました」
こう振り返るのは、学校現場と密にコミュニケーションを取りながら市のICT環境整備を進める、名取市教育委員会の指導主事、黒川長寛氏です。
そこで同市では、最新の情報教育のニーズにも答えられるような充実した学校教育環境の構築を目指し、市が所管するすべての学校を対象に、学校ICT関連機器の新規導入やリプレイスを進めることとなりました。
評価のポイント
NECフィールディングのきめ細かい提案内容を評価
ICTを活用した情報教育を実施するべく、生徒用・教員用の端末やネットワークの構築など、大規模な学校ICT関連機器の導入を決定した名取市が計画を実行する際、最適な提案をしたのがNECフィールディングでした。
そのポイントについて、市の学校教育全般を担当する、名取市教育委員会の学校教育課 課長、鈴木博幸氏は次のように話します。
「NECフィールディングには以前より市長部局を含めて当市のニーズを踏まえたさまざまな支援を受けており、そうした長年の付き合いから培われた信頼感がまずありました。今回も、同社からの提案は専門外の我々でもきちんと理解できるよう丁寧に説明がなされており、その内容もいかに教育現場で快適にネットワークを利用できるのかなど、具体的かつ我々の求めているところに合致するものでした。それらに加えて、学校関連機器導入後の運用保守面でのサポートにも言及されており、我々としても安心して依頼できる内容だったのです」
こうして名取市では、市内15校に対して、教育用PCを約600台と、教育用タブレット約150台を導入するとともに各学校のネットワーク環境や高度なセキュリティ環境を整えました。その後さらに教師用タブレット150台の追加調達を行っています。ネットワーク等の保守運用については、NECフィールディングがリモートで対応しています。
生徒・教員用の端末やネットワーク機器などの調達を主に担当する、名取市教育委員会の学務係長、尾形充氏はこう話します。
「端末やネットワークなどを担当しているので、ほぼ毎日何かしらの相談を行っているぐらいNECフィールディングとは密なコミュニケーションをとっています。これだけの頻度でも常に親身になってきめ細かく対応してくれるのでとても助かっています。当市では様々なプロジェクトを走らせていますが、いずれのプロジェクトにもNECフィールディングのスタッフが一丸となり、横断的に支援してくれるので、その層の厚さにも感心させられます」
導入後の成果
ICT活用で授業の学習効果も向上、新しい学びの創出にも
学校ICT環境を整えた名取市では、かつて教員にとって大きな負担ともなっていた教材の準備も大幅に効率化されました。黒板のスクリーン上にそのまま教材を投影して子どもたちに提示できるようになり、教員の教材の負担軽減はもちろんのこと、授業の学習効果の向上も実現しています。
「教育現場からも、授業のための準備や授業の進行が非常にスムーズになったという声が数多く寄せられています。GIGAスクール構想の目的に基づいて、1人1台の端末と、快適なネットワーク環境を整備することで、1人の子どもたちを取り残すことなく、一人ひとりの力をつけていくことを目指していますので、その土台が整ったと言えるでしょう」(鈴木氏)
また、黒川氏もこう続けます。「今は、教員が効果的にICTを授業に活用するという段階から、さらにそのもう一歩先にもチャレンジしているところです。例えば体育の授業で、生徒たちの動きを撮影した動画を皆で見ながら改善案について話し合うなど、一人ひとりのアイデアを共有しながらの教育活動にも取り組んでおり、新しい学びの創出につながってきていると実感しています」
今後、名取市では、授業でのさらなるICT活用を目指して、引き続きICT機器を活用するための環境整備やデジタルコンテンツの導入、より高度なセキュリティ対策などに取り組んでいく予定です。そうした場面でも、NECフィールディングからの支援に大きな期待を寄せています。
お客様プロフィール
名取市教育委員会
所在地 | 宮城県名取市増田字柳田80 |
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概要 | 宮城県の南東部に位置し、東北最大級を誇る史跡雷神山古墳に象徴されるように古来より、肥沃な土地、気候、風土に恵まれ、居住環境に適した、自然と共存できるまち。市内にはJR東北本線、国道4号、東北縦貫自動車道、仙台東部道路などが走り、人口の集積、企業立地も進んでいる。また、本市には仙台空港が立地し、東北地方の空の玄関口として機能しており、国内外における観光誘客をはじめ様々な分野でのさらなる活用が期待されている。 |
URL | https://www.city.natori.miyagi.jp/soshiki/kyouiku |
担当者からひとこと
名取市さまには、まるで我々も市役所の職員のように温かく対応してもらっています。これまで市内15校に対して、教室用PC約600台と教育用タブレット約150台を導入していただき、さらに教務用タブレット約150台の追加を承っています。これからもNECフィールディング一丸となってご支援していきたいです。
教育系端末導入全体のプロジェクトマネジメントとGIGAスクール構想のネットワーク増強を担当しました。学校ICTにおける課題や問題は社会情勢の変化にともなって今後も増えていくと思われるので、当社が主体となって解決への道筋をリードしていけるよう尽力していきたいです。
名取市教育委員会さまの現場での保守運用に携わっています。学校教育におけるICT活用が拡大していく中、システムを止めることなく活用してもらうために、迅速に対応し、教育現場のサポートをしていきます。
【部門紹介】
東北営業部の営業メンバーは14人で、東北6県を対象エリアとしています。コロナ禍でICT活用が拡大していく中、現在の名取市さまのICT環境を有効的に活用しながら、新しい提案をしていきたいです。営業や保守エンジニア、SEが同じエリアにいると一気通貫で対応できます。この体制は他社にはないと自負しています。
この事例の製品・ソリューション
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※記載されているお役職等の情報につきましては、2021年03月25日時点のものです。
※記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。