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斬新なオフィスデザインを提案、地方での企業価値の創造に貢献
- 業種:
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- IT・サービス
- 製品:
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- オフィスの内装設計
- 什器販売
- 電源・LAN配線
- ソリューション・サービス:
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- サテライトオフィス
事例の概要
課題背景
- 働きやすく、楽しくて斬新なオフィスを作りたい
- 自社のイメージを具体化した提案がほしい
- 地方拠点のリニューアルで企業価値を向上させたい
事例の成果
LANやネットワーク工事に加えてオフィスデザインにも満足
度重なる修正にも対応してイメージに合ったオフィスができた
魅力的なオフィスを札幌在住のIT技術者にアピールできた
導入ソリューション
サテライトオフィス
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事例の詳細
導入前の背景や課題
IT技術者の人材不足を背景に、地方でのオフィス開設を進める
AIやIoTをはじめとして、さまざまな産業でDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資が活発化し、デジタル革命が加速しつつあります。しかしデジタル化を担うIT企業では、IT技術者の人手不足が顕著になっています。
モバイルアプリやオムニチャネルなどのシステム開発に携わるゆめみ様も、同様の課題に直面していました。ビジネスの拡大に合わせてIT技術者の数を増やしたいのですが、首都圏では極端な人材不足という状況が続いています。そこで、地方のIT人材を採用するために、2018年以降、札幌オフィス、大阪オフィス、福岡オフィス、名古屋オフィスと地方拠点を開設しています。
ゆめみ様では、地方のオフィスでも働きやすい環境とアプリ開発会社ならではの自由なアイデアを醸成するような雰囲気が欲しいと考えていました。札幌オフィス開設にあたっては、「札幌に適切なコワーキングスペースがなかったので、実験的な要素を込めて新しいオフィスを設置することを決めました」と、株式会社ゆめみシステムアーキテクト部部長の長屋学氏は話します。斬新な内装デザインへのこだわりは、ゆめみ様の片岡俊行代表取締役の強い思いでもありました。
選択のポイント
ICT領域における信頼感から、NECフィールディングに依頼
オフィスのLAN工事やネットワーク設備の設置をNECフィールディングに発注することは、長屋氏のなかでは早くから決まっていました。「以前、データセンターで仕事をしていた時に、NECフィールディングのスタッフがサーバのケーブルをまとめる作業をしていたのを見たことがありました。それが芸術的に美しく、整然としていたのに感動しました」と話します。その手際のよさと確実な仕事に信頼感を持ったそうです。
LAN工事やコンセント設置などはNECフィールディングが担当することはすんなり決まりましたが、肝心のオフィスデザインをどこに依頼するかはなかなか決まりませんでした。「オフィス内装の設計会社や什器メーカーなどから提案をもらいましたが、私たちのイメージとズレがありました。何度も説明して提案を見直してもらいましたが、どうしても満足のいくものにはなりませんでした」(長屋氏)。
「そんななか、NECフィールディングの担当営業の橋谷さんから、『当社も内装デザインに参加させてください』という話がありました。そこでお願いしてみることにしました」(長屋氏)。ゆめみ様のコンセプトは「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」。フリーアクセスが基本で、仕事をする場所を誰もが自由に選べるオフィスです。「イメージとしてはカフェのような空間です」と長屋氏は語ります。仕事をしながらでも、時にはくつろげる空間があったり、スタッフ同士で会話ができるようにパーティションで仕切らないオフィスが理想です。
札幌オフィス設置が決まったのは2018年8月。すぐにNECフィールディングへLANやネットワーク設置の依頼があり、それと並行してオフィスデザインの選定が始まりました。その後、2019年4月に着工。工事は5月末には完了しました。「それから什器をどうしようかと、散々迷いました。橋谷さんにイメージを伝えて、そのイメージにぴったりの什器を探してきてくれたこともあります」と長屋氏は話します。
導入後の成果
快適なオフィスが完成、他拠点のリニューアルも
「NECフィールディングからの提案は私たちのイメージに沿っていました」と話す長屋氏。ゆめみ様が語るコンセプトとそれをイメージした提案ができた背景について、NECフィールディングの営業担当である橋谷健士朗は「オフィス什器メーカーのカタログを見たりショールームを何度も訪れたりして知識習得に努めました。プライベートでカフェに行っても、内装ばかり見ていました」と話します。また、同じくNECフィールディングの岡本崇は、「ABW関連の書籍で勉強したり、セミナーに参加したりして知見を積み重ねていきました」と話します。
最終的にまとめ上げたプランでは、オフィスを3つのゾーンに分けました。通常業務を行う「ファーストプレース」、可動式デスクを配して会議やセミナーなどに使用する「セカンドプレース」、バーカウンターやソファーを置きリフレッシュの場となる「サードプレース」の3つです。各ゾーンは正方形や長方形ではなく不定形にし、ブーメラン型デスクやユニークな形状の椅子を用意するなど、随所にこだわりが感じられるデザインです。
「どうしても置きたかったソファーやむき出しのサーバラック、片岡社長が推したワインセラーなど、ほぼイメージしたオフィスになりました」と長屋氏は話します。
「快適なオフィスができましたが、まだまだ発展途上でもあります。これから人員が増えればレイアウト変更も必要になります。札幌オフィスは実験的な要素を込めて設計しているので、今後も変わっていくことになると思います」と長屋氏は語ります。また、「札幌オフィスの経験を他の拠点のリニューアルにも生かしていきたい」(長屋氏)としています。
お客様プロフィール
株式会社ゆめみ
所在地 | 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-23 サンタワーズB棟7F |
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札幌オフィス | 北海道札幌市中央区北三条西4-1-1 日本生命札幌ビル15F |
概要 | 2000年1月に京都で創業。モバイルサービスを中心としたシステム受託開発・制作・コンサルティングを手がける。流通業向けにオムニチャンネルなどのデジタルマーケティング支援、スマホアプリ開発、デジタルメディアコンテンツの運用を行う。社員数は160人。札幌のほか京都、大阪、名古屋、福岡にサテライトオフィスを設置し、地方での優秀な技術者の確保やUターン技術者の受け皿にもなっている。 |
URL | https//www.yumemi.co.jp |
担当者からひとこと
どんなプロジェクトでもお客さまにご満足いただけることは、我々が絶対に成し遂げなければならないことです。札幌オフィスは、ゆめみ様に感動してもらいたいという思いで努力しました。これからも、どんなに小さなことでも弊社にぶつけてもらい、それを形に変えていきたい。そしてお客さまの思いの実現のために行動していきたいと思います。
ゆめみ様のご要望にどれだけ応えられるか、大きなチャレンジでした。今回の案件ではテナントビルの制約という課題もありました。弊社では、不動産管理会社などとも連携して“こういうオフィスを探している”という要望から対応できる仕組みを作る計画もあります。新しいサテライトオフィス設置の際には、物件探しからお手伝いできると思います。
ゆめみ様の考えていらっしゃることを実現するために、何度も提案を作り替えました。それだけに、札幌オフィスはゆめみ様と一緒に作り上げたという自負があります。今後、スタッフの増員でレイアウト変更の必要も出てくると思います。新しい什器の選定を含めて、これからも札幌オフィスの発展に貢献していきたいと考えています。
この事例の製品・ソリューション
- サテライトオフィス
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※記載されているお役職等の情報につきましては、2020年02月13日時点のものです。
※記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。