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ベビーケアルーム「mamaro®」設置拡大でNECフィールディングへ保守業務を依頼
- 業種:
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- IT・サービス
- 製品:
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- 導入サービス
- マルチメンテナンス
- ソリューション・サービス:
事例の概要
課題背景
- 「mamaro®」の事業化にあたり、保守業務をアウトソーシングしたい
- 設置台数の急増で社員による保守対応が難しくなった問題を解決したい
- 設置場所のオーナーに安心してもらえる信用力をアピールしたい
事例の成果
ITスキルが高く安心感があり、保守業務のアウトソーシングもスムーズに移行できた
NECフィールディングの全国約400拠点で保守対応が可能になった
NECグループのブランド力と信頼性で設置場所のオーナーの安心感が高まった
導入ソリューション
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事例の詳細
導入前の背景や課題
全国に広がる「mamaro®」の設置、迅速な保守対応が困難に
少子高齢化と人口減少の社会問題化にともない、出産・育児をサポートする環境が未成熟という問題も浮上しています。赤ちゃんを連れたママにとって、外出先で安心して授乳やオムツ交換ができる場所があるかないかは大きな問題です。最近は商業施設や公共施設にママ専用の部屋を設置するところが増えていますが、まだまだ不足しているのが実情です。
それを解決してくれるのが、省スペース型のベビーケアルーム「mamaro®(ママロ)」です。
「mamaro®は、授乳室のない施設や、ママが多く訪れて授乳室が足りないという施設向けに開発しました」と、Trimの鈴木尚宣氏は開発の目的を話します。「大きさも工夫しました。一畳分の広さにおさまる180㎝×90㎝とし、高さも通常のエレベーターに入る200㎝に抑えました」(鈴木氏)。引き戸を開けてママと赤ちゃんが入室し、クッションを置いた椅子に座って落ち着いて授乳ができます。
「2017年7月に最初の1台を設置してから、2年ほどで設置台数は120台を超えました」(高橋鈴恵氏)というように、事業は順調に拡大しています。しかし当初から、「台数が増えた時の保守をアウトソーシングしなければ対応できない、という検討はしていました」(高橋氏)。
「全国各地から引き合いがきて設置できても、保守対応できる社員が限られているので、いずれ迅速に対応できなくなります」(鈴木氏)との恐れがあったといいます。前田銀平氏は「実際に秋田自動車道の錦秋湖サービスエリア(岩手県西和賀町)に設置したmamaro®の不具合を直すために車を運転して行ったこともあります」と話します。
選択のポイント
全国で約400のサービス拠点網と高いITスキルが魅力
「mamaro®」は、ボックス構造のベビーケアルームですが、内部にはサイネージやスティックPC、センサー類などITデバイスが搭載されています。Trimではそれらをネットワーク化し、使用中かどうかを「Baby map」に表示。使用中であれば「Baby map」上の表示の色が変わって知らせる機能も備えています。「ネットワークで監視できるのは一部の機能。サイネージが消えているとか、躯体がいたずらされているというのは設置場所の管理者から知らせてもらうしか方法がありません」(高橋氏)といいます。
サイネージが安定稼働してるかどうかは重要なポイントです。商業施設などに設置した「mamaro®」では、例えば広告や店舗の案内などの情報を授乳中のママに見てもらっています。「mamaro®」自体にコミュニケーションメディアとしての機能が期待されているのです。
そのため、ITデバイスの安定性や信頼性は需要です。「ITに精通した保守サービス会社に委託したいと考えていました」(鈴木氏)。そこで、NECフィールディングに話を持ち込みました。
「全国約400拠点と聞いて、それが選択ポイントの一つになりました。全国から引き合いがきても、保守については安心です」(高橋氏)。そして2019年3月にNECフィールディングとの保守契約がスタートしました。
導入後の成果
ブランドイメージも向上、さらなるパートナー関係にも期待
鈴木氏は「mamaro®」を置いてある倉庫にNECフィールディングの技術者を案内し、自ら「mamaro®」を分解してITデバイスの解説を行いました。「その時は、ゼロから100まで念入りに説明するつもりでした。しかし途中で、技術者の方が"後はやらせてください"と言って自分たちで作業して、しかも"ここはこうしたほうがいいでしょう"と、私たちが気づかなかった部分の改善提案までしてくれました」と、感銘を受けたそうです。「ITスキルが高く、その場で安心して任せられると判断できました」と話します。
全国をカバーできる拠点網の充実や高い技術スキルに加えて、意外な効果もありました。「NECのグループ会社というブランドイメージです」と高橋氏は話します。「NECグループであるNECフィールディングが保守を請け負っているということで、設置場所のオーナー様に安心感を持ってもらうことができます」といいます。「初期のタイプのmamaro®はNECフィールディングの保守対象になっていませんが、IT機器の更新を進めており、最新型と同じスペックになった時点でサポート対象にしていきます」(前田氏)とTrimでは機能強化とともに、順次NECフィールディングの保守を受けられるようにしていく考えです。
今後、引き合いの多い「mamaro®」の設置台数が増えていくことは確実です。「今は120台超で、お客さまからの一次対応は社員でなんとか行っています。しかし今後はそれも難しくなってくるでしょう。一次対応してくれるコールセンターの委託も考えていきたいですね」と、高橋氏はさらなる連携について、強固なパートナー関係を築いていきたいと、期待を語ります。
お客様プロフィール
Trim株式会社
所在地 | 神奈川県横浜市中区海岸通4丁目24番地 創造空間万国橋SOKO 301-A |
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概要 | 2015年2月設立のベンチャー企業。「All for mom. For All mom」を掲げ、子育てに優しい社会の実現を目指す子育て関連のIT企業。スマートフォンの地図上に授乳室がある場所などの情報を示す「Baby map」の提供に続き、授乳やオムツ交換に使用できる省スペース型ベビーケアルーム「mamaro®」を開発し、全国のショッピングセンター(SC)や公共施設などに展開中。社員数は15人。 |
URL | https://www.trim-inc.com |
担当者からひとこと
Trim様は若い方が多く、とても話しやすい雰囲気を作ってくださいます。
率直なご意見もうかがえますので、こちらからも積極的に提案できる良い関係を作っていきたいと思います。
「mamaro®」はとても有意義なビジネス。
当社のお客様である自治体や病院にもぜひ紹介していきたいですね。
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※記載されているお役職等の情報につきましては、2020年01月22日時点のものです。
※記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。