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石田大成社様

ADサーバのリプレースを実施し国内11拠点に無線LANを構築
従業員数 | 1069人(グループ全体1376人) |
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業種 | その他の製造業(制作業(印刷を中心とする総合制作)) |
導入サービス | アクティブディレクトリサーバ更新、無線LAN構築、固定電話のPHS化 |
2016年(平成28年)5月に創業100周年を迎える。印刷機械3台と職人2人でスタートし、京都の大手百貨店の包装紙印刷を手がける。1954年(昭和29年)の東京進出から順次国内各地に拠点を設置。顧客も百貨店から各産業に拡大。大手自動車メーカーの取扱説明書などの制作にも進出。現在は国内11、海外に9拠点を展開。
京都に本社を置く石田大成社は印刷会社として創業し、2016年には百周年を迎えられます。 同社は国内11拠点、海外9拠点でネットワークを構築しており、効率的な事業運営にITは欠かせません。
今回、NECフィールディングは石田大成社様のアクティブディレクトリサーバの更新から無線LAN構築、固定電話のPHS化など一連の業務改善施策をサポートしました。

この事例の製品・ソリューション
- Active Directory ドメイン構築サービス
- 無線LAN構築サービス
- IP-Phone構築サービス
- ハードウェアメンテナンスサービス
ハードの老朽化に対応しサーバの更新を進める
事業活動とシステム部門の概要について教えてください。
[小柳] 当社はプロモーションツールやマニュアルの制作、デジタルサイネージをはじめとした各種メディア事業を行っています。拠点数は国内に11拠点、海外に9拠点になります。
[小泉] IT化を担う情報システム担当は総務人事部に所属しています。主に全社のプラットフォームとなるシステムの構築・運用に関わっています。また、各業務部門で所管する業務用サーバなどについても、現業部門からの依頼があれば構築のアドバイスや運用支援を行うケースもあります。

総務人事本部
京都本社総務人事部
理事 部長
小柳 直史氏
13年7月にアクティブディレクトリサーバ(ADサーバ)をリプレースされました。
[天野] それまで使用していたADサーバ(京都本社、名古屋、東京で計3台)は2005年に導入しており、5年間のリース期間を終えた後も使い続けていました。これまで故障もなく、問題なく使っていましたが、一方で、ハードが老朽化してくると故障が起きるのではという懸念がありました。さらに、ADサーバはサーバOSにWindows Server 2003(以下、サーバ2003)を搭載しているのですが、15年7月にサポートが終了となることもあって、更新することにしました。
サーバ更新はどのような手順で行われたのでしょうか。[天野] 13年7月に3週間にわたって、週末を利用して京都、名古屋、東京の各拠点にあるサーバの更新を行いました。金曜日の夜に準備に入り、土曜日1日を更新作業にあて、日曜日は予備日という形です。NECフィールディングからも複数のメンバーが駆け付けて、手際よく作業を進めてくれました。
[小泉] 月曜日の朝に本番稼働するわけですが、いずれの拠点もまったく問題なく動きました。こちらもADサーバの知識を勉強しつつ、NECフィールディングに教えてもらいながら、というのが実態ですね。
サーバ2003を搭載するサーバの更新は完了したのでしょうか。[天野] まだ更新を終えていないサーバも一部ありますが、15年7月までには更新を完了する予定です。
[小泉] 将来的な構想の中ではデータセンター利用という選択肢も検討しています。現有のシステムのハウジングですね。NECフィールディングからも提案をいただいており、当社のシステム最適化という点でどのような選択をすべきか考えているところです。
[小柳] クラウドなどITの潮流は理解できるのですが、それを当社はどのように推進していくかをも十分検討したいと思います。もちろんシステム運用コストの削減は重要ですが、安全性や生産性の向上にどう生かしていけるかを見極めたいですね。

総務人事本部
中部地区総務人事部
システム担当 主査
天野 正俊氏
通信環境の整備を進め生産性向上に寄与
各拠点での無線LAN導入も生産性向上に貢献しているようですね。
[天野] 当社の場合、組織改正や人事異動は定期的にあります。そのたびにLANケーブルを引き直すのはコストも手間もかかります。無線LANを設置したことで、どこでも同じようにネットワークにアクセスできるのは大きなメリットです。今回は、NECフィールディングに各拠点での無線アクセスポイントの設置などを支援してもらいました。やはり無線LAN設置でもノウハウを持っているので“任せて安心”だったと思います。
固定電話からPHSへの転換も同じ理由からでしょうか。[小泉] レイアウト変更のたびの煩雑さを回避する、という点では同様です。PHSの他拠点への導入では、オフィス内の電波測定などをNECフィールディングに綿密にやってもらい、大いに助かりました。
[天野] 固定電話のときは、お客さまから電話がかかっても担当者がたまたま離席中だったりすると、お客さまに迷惑をかけたりしていました。今ではどこでも電話に出られるので好評ですよ。
[小柳] 大きな電話機がなくなり、机のスペースが広がったという声もありました。そういう点でも生産性向上につながっていると感じます。一連の作業を効率的に実施し、念入りにサポートしてもらえたので順調に更新が進んだと感じています。ITは当社の業務にとっても非常に重要なツールです。データセンター利用も含め、今後もパートナーとして長くサポートしてほしいですね。
担当者からひとこと
「ADサーバの更新から石田大成社様とディスカッションさせていただくようになりました。これからもいろいろなサービスを組み合わせて提案し、皆さんを支援して実現させていきたい。まず我々に相談していただける存在を目指します」

京都支店
営業課営業マネージャー兼LCM事業推進本部
プラットフォームサービス支援部
木下 和直
「石田大成社様の社員の皆さんが我々のサービスを利用することで、楽に効率よく仕事が進められるようになることに腐心しました。サービスを押し付けるのではなく、これからも困りごとの解決のために協力していきたいと考えています」

通信キャリア事業部
営業部営業マネージャー
加藤 英則
支店紹介
通信キャリア事業部営業部
豊富な経験とノウハウを基盤に全国規模でビジネスを展開
通信キャリア事業部営業部は、2013年4月1日付組織改正で、それまでの特定サービス事業部データ通信サービス部営業グループを再編して発足しました。お客さまへの一層のサービス価値向上がその目的です。その名の通り通信事業者をメインの顧客としていますが、通信ネットワーク関連の事業以外にITシステム提案や構築などの窓口にもなっています。
営業部の人員は44人。そのうち半数以上はNECの通信キャリア向けビジネスと連携して活動しており、純粋な営業担当は12人です。通信事業者以外にもメディア関連など新たなお客さま開拓に注力しています。全国のお客さまに対応しているので、メンバーのほとんどは常にどこかに出張しているか、通常でもお客さま回りに飛び歩いており、昼間オフィスにいることはあまりないという状況です。
各地の拠点との連携も非常に密接です。通信事業者様向けビジネスで培った経験とノウハウが豊富にあり、これからも小さな案件から大きなプロジェクトまでお客さまに寄り添ったビジネスを全国規模で展開していきます。
「営業の現場に長く携わって思うのは、エンドユーザー様と密に連携することの大切さです。ニーズや困りごとを聞き出し迅速に対応すること。今も昔も“足で稼ぐ”のは同じです」

通信キャリア事業部営業部長
向笠 弘二
石田大成社
本社所在地 | 京都市中京区丸太町通小川西入 |
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創立 | 1916年(大正5年) |
資本金 | 9000万円 |
その他 | 売上高:192億円(グループ全体244億円) 従業員数:1069人(グループ全体1376人) |
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この事例の製品・ソリューション
- Active Directory ドメイン構築サービス
- 無線LAN構築サービス
- IP-Phone構築サービス
- ハードウェアメンテナンスサービス
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※この記事は、当社発行の広報誌ふぃーるでぃんぐ 128号「ニッポンの元気な会社」で過去に掲載したものです。
※記載されているお役職等の情報につきましては、2014年7月1日時点のものです。
※記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。