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「実績と経験を生かし保守や採用の現場を率いる」

フィールディング全力支援(社員紹介)

女性活躍社会の実現やジェンダー・ギャップの解消、ダイバーシティなど日本の企業経営を取り巻く課題は少なくない。そんな中、NECフィールディングにはこれまで培った経験と実績を生かして采配を振るう女性マネージャーがいる。スキルや経験に男女の差は存在しない―それが企業価値向上や成長にもつながる。

個性も経験も異なるメンバーを束ね、チームとして活動

神戸支店 サービス課長 桝田 亜希子

神戸支店サービス課は、神戸市を中心に兵庫県内の官公庁や企業のお客さまのパソコンやサーバ、ネットワークといった IT機器の保守や設置を担っている。サービス課のスタッフは13人。部下は全員男性で、若手からベテランまで幅広い年齢層が在籍している。

2023年4月から現場を率いる桝田亜希子課長は、CE(カスタマエンジニア)から課長へと昇格した現場たたき上げのマネージャーだ。管理職となりデスクワークも増えたが、保守員と同行してお客さま先を訪問することは欠かさない。「保守員が現場でどのようなお客さま対応をしているかを確認するとともに、お客さまの声を直接聞く良い機会」だという。

スキルや経験、作業の得意不得意などが異なる部下をまとめ上げて、高品質な保守サービスを提供するために考えているのは「チームとして活動すること」。つまり部署内の一体感を最も重視している。案件の内容によって担当者の組み合わせを考えたり、経験豊富なベテランから積極的にフォローしてもらえるように促す声掛けを意識したりしている。そのために不可欠なのが、コミュニケーションの活発化である。時には夜遅くまで部下の報告や相談に耳を傾けることもあるが、「伝えることは難しい。理解や腹落ちまで時間がかかることもあるが、まずは思いを受け止める」のが管理職の役目だと強調する。課長に昇格して以来、部下一人ひとりと向き合い続けてきたことで「ベテランが若手を指導したり、若手が率先して職場を盛り上げてくれたりするようになった」と胸を張る。

保守員は当番制で24時間365日対応可能な体制を作っており、土日や深夜の作業も珍しくない。その大変さは、自身もずっと保守に携わってきたので身に染みている。「現場で判断に迷ったときにコミュニケーションをとることで、フォローできる幅も広がる。だからこそ“相談しやすい存在 ”でいたい」。

保守を担当するサービス課の女性課長はまだ希少な存在だ。今後女性の管理職が増えていく中で、ロールモデルとしての活躍が期待される。サービス課長はキャリアの通過点であり「将来は支店長を務めたい」という思いも抱く。

外出先でも報告や連絡、相談には迅速に対応するよう心掛けている
外出先でも報告や連絡、相談には迅速に対応するよう心掛けている
さまざまな関係者とコミュニケーションを図るため、対面や電話、チャットなどの手段を使い分けている
さまざまな関係者とコミュニケーションを図るため、対面や電話、チャットなどの手段を使い分けている

多様な人材の獲得と活躍を支援し会社も成長

CSマインド推進部主任 本郷裕士さん

HR総括部 人事グループの中で、主にキャリア採用活動やダイバーシティ推進を担当するチームで活躍する伊藤あゆみマネージャー。もともとは新卒で化粧品会社に総合職として入社。営業や販売促進など現場の人員の教育に始まり、事業部門の教育や人材採用など「人」が軸となる領域でさまざまな経験を積んだ。国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も有する。

これまでの経験から「会社の成長は人」という思いを強く抱いている。前職はジョブローテーションが前提とされていたが、人事領域でのプロフェッショナルとしてのキャリアを志し、新天地への転職を決意した。

入社1年でマネージャーに昇格。チームは少人数の編成でありながら、担当業務のほか新卒採用活動の面接や採用サイトの刷新も手掛けており、業務の領域は実に幅広い。

新たに入社する従業員の多くは期待と不安が入り交じった状態で入社の日を迎える。自身も転職を経験しており、その気持ちは誰よりも理解しているつもりだ。「人の可能性は無限大。入社した従業員が思う存分活躍できるようにしたい。まずは会社と従業員のマッチングを高めていきたい」と語る。そこで、会社への理解を深めるためのWeb研修や配属後のフォローアップ、キャリア入社の従業員を集めた交流会といった新たな取り組みを始めた。「採用担当者の仕事は採用して終わりではない。彼らが活躍できる環境を整え、その力を発揮できるようにしていくことが実は重要」と考えている。企業活動においてダイバーシティが重要視される今、多様な属性や価値観を持った人材を集めて組織で受容し、活躍できるようにしていくことがこれまで以上に求められている。

NECフィールディングにおいても多様な人材を採用し、一人ひとりがやりがいを持って働ける職場づくりに注力している。その実現は容易ではないが、社内外の関係者とのコミュニケーションを通じて新しい刺激を受けており、やりがいも感じている。「自分自身もキャリア採用で入社し、管理職にも登用された。これまで当社になかった目線や女性としての視点を生かし、従業員の成長を後押ししていきたい。それを通して会社と社会に貢献することが自分の価値」という思いを胸に、日々業務に当たっている。

プロフィール

桝田 亜希子

神戸支店 サービス課長

2005年4月入社。京都支店や大阪支店など、近畿圏の支店でCEとして保守やサプライ販売業務に従事する。2014年に主任昇格。「主任の頃までは結構尖とがっていた」。お客さまのためと思えば、上司と口論することも平気だったと苦笑する。2019年4月には課長に昇進し、「周りを見ることができるようになり、性格が穏やかになった」と感じている。休日は推しのバンド「RAZOR」のライブへ。会場で会う気の置けない仲間たちと楽しいひと時を過ごす。


伊藤 あゆみ

HR統括部 人事グループ マネージャー

化粧品会社を経て、2023年4月にキャリア採用で入社。前職でも人を軸とした経験を重ね、「企業理念への共感と、かなえたいキャリアを実現する環境が整っている」との思いからNECフィールディングへの入社に至る。2024年4月には管理職となり、試行錯誤の毎日。前職で育児休業を取得した際、夫のイギリス赴任に帯同したことがきっかけで、紅茶文化に親しむようになった。子育ての合間にお気に入りのティーカップでのティータイムが癒やしの時間。