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「業務を通じて課題解決に取り組む DX、デジタル化の立役者」

フィールディング全力支援(社員紹介)

社会のデジタル化が進み、企業にとってDX推進は至上命題となっている。その一方でシステムが肥大化し、健全な稼働の維持やそのための運用・監視、トラブルの発見と対応は困難になっている。より効率的かつセキュアなITサービスの設計や運用支援、ICT機器のトラブル対応を通じてDX、デジタル化を支える従業員に密着した。

運用サービス導入によるお客さまの喜びが励み

OSサービス事業部 ITSM東日本統括部主任 大川愛美さん

ITサービスマネジメントセンター(ITSMセンター)は、NECグループのデータセンターやお客さま拠点に接続し、情報システムの運用・監視を行っている。東日本、西日本それぞれに設置されており、リモートで運用サービスを提供する中核だ。OSサービス事業部 ITSM東日本統括部主任の大川愛美さんは、主にNEC顧客のITSMセンター導入支援を手掛けている。現在はNECの営業やSEとともに、さまざまな運用サービスの導入案件に対応している。

IT人材の不足はIT企業ばかりでなく、ITサービスを活用する企業でも慢性化している。「そこで標準的な運用サービスを活用すれば、お客さまの業務負荷軽減やコストダウンにつながります」とITSMセンター利用によるメリットをアピールする。標準化された運用サービスなら、短期間で導入できるのも特徴だ。

運用サービスの導入支援で苦労する点は、「お客さまと運用現場の間に入ること」。特に「運用に関する個別要求が多いと、その調整に時間がかかる場合もあります」と話す。運用サービスをスムーズに導入するためには、お客さまや運用現場との対話が欠かせない。「個別具体的な要求まで叶えようと思うと、工数もコストもかさむ。お互いが譲歩できるのはどこなのかを把握し、お客さまも現場も納得できる方向に誘導していく」ことが求められる。

過去に担当したお客さまの場合、自社でシステム運用しており、長時間残業や早朝、土日の出社が常態化していた。「ITSMセンターの運用サービスを活用することで、本業に集中できるようになったと喜ばれました」と笑顔で話す。お客さまの負荷が減って喜ばれることで達成感もある。

運用サービスの導入を支援する部門は少数精鋭。「私1人で担当することも少なくない」。業務を属人化させないため、作成するドキュメントには結果だけでなく、背景や理由なども記録しておくことを欠かさない。次に対応するときや他の人が対応する際にも、過去に作ったドキュメントやマニュアルが役に立った。「プロジェクトで一緒になった新人にはいろいろ伝授しています。これまでの経験からノウハウも増えてきたので、他のメンバーにも展開していきたい」と考えている。

コロナ禍以降、在宅勤務が中心。業務効率を高められるよう、時間配分を考えながら仕事を進める
コロナ禍以降、在宅勤務が中心。業務効率を高められるよう、時間配分を考えながら仕事を進める
電話相手の声色、話しぶりなどから状況を把握し、迅速かつ確実に対応することを心掛ける
電話相手の声色、話しぶりなどから状況を把握し、迅速かつ確実に対応することを心掛ける

スキルアップのために資格取得を目指す

テレコムデータサービス事業部 交通サービス部 田中純さん

カスタマサポート事業部ネットワークサービスセンター所属の勝俣槙太郎さんは、装置のログ解析や保守部品のセットアップ代行など、現場の保守員をサポートする役割を担う。保守は24時間365日対応のため、勤務は日勤と夜勤の交代制。「もともと夜型なのでさほど苦ではない」と苦笑する。

ネットワーク機器のトラブルは多岐にわたる。「電源のオン・オフで復旧する場合もありますが、中には故障した機器を引き揚げて解析しても原因が判明しないケースもある」のだという。

自ら対処したさまざまな機器故障やネットワークトラブルについての事例は、ナレッジとして残しておきたい。そうした思いから、障害対応が少ない時間帯には対処した事例を資料としてまとめる作業に充てている。「そうした記録がないわけではないんです。ただ一元化されていないので、共有フォルダの中から〝こんな資料があったのか!〟と発掘されることもある」という状況を改善し、問い合わせに対して誰でも迅速に対応できるようにしたいと考えている。「入社5年目になって、問い合わせの処理スピードが上がったと思います。それまでの経験やノウハウを形にしてあることで、自分のメモ代わりになり、情報が整理されて理解が深まる。また今後の現場サポートにも役立つはず」と話す。

入社5年目とはいえ、ときには時間に追われ緊張する場面もある。土日祝日や夜間はさまざまな案件を1人でこなさなければならず、不安もある。そんな中でも「電話口で保守員の緊迫感が伝わってくる。迅速な対応を心掛け、トラブルを無事解決して保守員から〝サポートしてくれて助かった〟と感謝されるとうれしい」とやりがいを語る。

ネットワークの専門家としてのスキルを高めるべく、今はネットワーク系の資格取得を目指している。「まずCCNP(シスコ・サーティファイド・ネットワーク・プロフェッショナル)を今年度中には取得したい。その後はネットワークスペシャリストを取得する」と目標を掲げる。どちらも〝難関〟とされている資格。「もちろん日々の仕事で得られる経験では足りないので試験勉強は必要」と気を引き締めている。

プロフィール

大川 愛美

OSサービス事業部 ITSM東日本統括部主任

2013年、NECネクサソリューションズに入社。ITSMセンター事業移管に伴い、2019年にNECフィールディングへ転籍。これまで一貫して運用サービスの導入支援、運用設計に携わる。旅行が趣味で「温泉地ばかり行っていた」が、今は育児に専念。「子どもを連れて旅行に行く日を楽しみにしている」とのこと。2023年に育児休業から復帰し、フルタイムで働く今は「限られた時間の中で、効率よく仕事をするにはどうすべきか考えている。育児と仕事の両立が目下の課題」。


勝俣 槙太郎

カスタマサポート事業部 ネットワークサービスセンター

2019年入社。24時間365日稼働するネットワークサービスセンターで保守員のサポート業務に従事する。シフト勤務で生活は不規則になりがちだが、「睡眠時間の確保と食事の栄養バランスに気を付け、適度な運動を欠かさない」ことで健康維持に努めている。案件対応、メールへの返信などはとにかくスピーディー。インタビューを打診した広報担当からも「レスポンスが早くて驚いた」と評される。出身はサッカー王国・静岡県。幼い頃からサッカーに親しみ、今はフットサルを楽しむ。趣味は映画鑑賞。最近観た映画でお薦めは『怪物』。