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ICT環境の更新による教育DXの推進
導入事例我孫子市教育委員会様

確かな学力の育成に向けてICT環境を整備
データ利活用で学校運営の高度化・効率化も図る
業種:文教・科学 製品:文教向けソリューション ソリューション:学校ICTソリューション
問題・課題
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通信遅延、端末のスペック不足などICT環境の抜本的な見直しが急務
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学校運営にかかるデータが連携できておらず、教職員の負荷が高まっていた
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個別最適な学びを実現するための安全・安心な環境の整備が必要
成果
通信回線の更新、ネットワーク環境の拡充により学びを止めることがない環境を整備
学習系と校務系のシステムを連携し、各データを一元化。 子ども一人ひとりに応じた指導・支援ができる環境を整備
各校に「アクティブラーニング教室」を新設し、子どもたちの主体性や創造性などを養う機会を創出
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事例の詳細
導入前の背景や課題

教育総務部 指導課
課長補佐
中村 昌博氏
次世代の教育・校務に対応したICT環境の整備が必須
第1期GIGAスクール構想によって1人1台の端末が配布されてから5年が経過し、教育現場では通信遅延や端末のスペック不足などの問題が顕在化しています。そこで2024年度からは第2期GIGAスクール構想が始動し、ICT環境の刷新などが各地で進められています。
我孫子市教育委員会様も、学習の多様化や教育活動の高度化などが進むにつれ、ICT環境の抜本的な改善が必要だと感じていました。2021年度から運用しているICT環境について、教育総務部指導課の中村昌博氏は、「最近はインターネットの速度が遅い、端末の動作が重い、といった声が各校から寄せられていました」と明かします。教育総務部指導課の塚田悠平氏は、「通信速度が遅いと、紙ベースの方が授業も仕事も進めやすいと認識される恐れがありました。それではデジタル化した意味がなくなってしまいます」と指摘します。
そこで我孫子市教育委員会様は、2025年度の施策として「第2次教育ICT業務委託」を打ち立てました。学力向上や個別最適な学びの実現、子どもたちの主体性や創造性などを育む環境づくりに向けて、市内小中学校のICT環境の大幅刷新を行うことになったのです。学校現場には、他にも教職員の働き方改革への対応、情報セキュリティ対策、学校運営コストの最適化などの課題もありました。それらの解決に向けて、本施策では学習系・校務系システムの連携や、各校にあるパソコン教室の有効活用なども掲げられました。
選択のポイント

教育総務部 指導課
課長補佐
塚田 悠平氏
現場に寄り添った具体的な提案に高い評価が集まる
我孫子市教育委員会様では、ICT環境の整備に向けて既存ネットワーク環境の調査を実施。同時に、各ベンダーとの情報交換も進めました。NECフィールディングは、来るプロポーザルに向けて学校現場や関係者の訪問を重ね、信頼関係構築と情報収集に努めてきました。
そうした姿勢に対して塚田氏は、「こまめにコミュニケーションを取ってくれたおかげで、大きな安心感がありました。チームワークもとてもよく、全員が一丸となって向き合っている姿が印象に残っています。端末やシステムが変わったとしても、きっと大丈夫だろうと感じられました」と振り返ります。
そうした事前準備によって見えた課題やニーズを基に、NECフィールディングでは、①次世代の校務に対応したICT環境の整備②教育データの利活用③確かな学力の育成に向けたICT環境の整備④多様な他者と共に問題発見や解決に挑む資質・能力の育成の4点を方針に掲げ、具体的な提案活動に臨みました。
提案段階では、実際の授業を想定したICT活用の提案とデモンストレーションを実施。ICT環境の刷新によるメリットや、刷新後の運用イメージなどを具体的に想像できるような活動を続けました。
その提案活動に対して、中村氏は「どんなことに対しても、想像を超えてくるような提案がなされたという印象です。我々が要望したことだけをやるというのではなくて、その一歩先まで踏み込むような答えが返ってきました」と感想を述べます。そのような提案が評価され、NECフィールディングがパートナーとして選ばれました。
導入後の成果

次世代の教育DXを推進するための土台を整備
NECフィールディングは、ICT環境整備の具体策として、①子どもたちと教職員のそれぞれのニーズに合った端末への入れ替え②学習系・校務系システムの刷新とデータ連携③通信回線の品質向上とWi-Fi環境の拡充④アクティブラーニング教室(子どもたちの主体的・対話的で深い学びを実現する空間)の新設の4点に取り組みました。
特に学習系・校務系システムに関しては、データの自動連携によって学習状況や生活の様子などが一元化され、学習指導の拡充や個別最適な学びの実現に寄与しています。端末に関しては、キーボードとディスプレーが分割できるものを導入。小学校低学年でも操作しやすいコンパクトなタイプを選びました。
大きな課題の一つだった通信環境は、回線事業者の切り替えとアクセスポイントの増設などにより大幅に改善。校務系環境を仮想化し、安全性と利便性も向上しました。1台の端末で学習系と校務系のシステムにアクセスできるため、教職員の負荷軽減にもつながっています。また、パソコン教室を改装して作ったアクティブラーニング教室は、授業や委員会、クラブ活動に加えて教職員の会議や研修など、幅広いシーンで活用されています。
これだけの大規模な刷新がなされたため、運用開始当初は教育現場から戸惑いの声が寄せられていたそうです。しかし、中村氏は「3学期に入り、だいぶ慣れてきたという印象です。今はまだ基本的なことが中心ですが、今後は我々指導課が旗振り役となり、さらに活用を推進していきます」と語ります。また、2025年11月には、指導課と教職員で構成されるプロジェクトチームが発足。各システムの活用方法を模索し、各校に発信していく
構えです。
塚田氏は「今後も学校のICT化は続いていきます。教育の質をさらに向上させるために、NECフィールディングには引き続き伴走してもらいたいと考えています」と、大きな期待を寄せています。その期待に応えるべく、NECフィールディングでは今後もさまざまなサポートを続けていきます。

※クラウド上に構築したファイアウォールを用いて、 社内外のネットワーク通信を一元的に監視・制御する仕組み
お客様プロフィール
我孫子市教育委員会様
| 所在地 |
千葉県我孫子市我孫子1684番地 |
|---|---|
| 概要 |
東京から30km圏内の千葉県北西部に位置する。東西約14km、南北約4kmの細長い土地で、人口は約13万人。流域面積日本一を誇る利根川と天然湖沼・手賀沼に挟まれ、古くから「水辺の街」として知られる。大正時代には多くの文化人が邸宅や別荘を構え、「北の鎌倉」と称された。近年は都心のベッドタウンとして発展し、子育て支援も充実している。市内には小学校13校と中学校6校があり、児童・生徒数は約8000人。2013年度より「小中一貫教育」を掲げ、義務教育9年間の連続した学びを保証するための取り組みを推進している。 |
| URL | https://www.city.abiko.chiba.jp/kosodate/kyoiku/index.html |

担当者からひとこと
私たちは「子どもたちの学びをどう高めていくか」という視点を軸に、教育DXの在り方を検討してきました。
明確な型がない中でも、対話や多くのディスカッションを通じて、教育現場にとって本当に価値のあるDXの形を模索し、ひとつの方向性を形にすることができたと考えています。
今後は、今回整備した環境をお客様と共に活用しながら、投資効果を最大化し、DXをさらに広げていきたいと考えています。

エグゼクティブマネージャー
加藤 紘之
我孫子市教育委員会の皆様、そして各学校関係者の皆様のご支援のおかげで、ICT環境とアクティブラーニング教室の更新を滞りなく進めることができ、深く感謝申し上げます。
子どもたちが安心して快適に学べる場を提供できたことを大変嬉しく思います。
整備されたこの環境を活用いただき、地域との連携を深める学習や教職員の校務DXを力強く後押しするよう、私たちはこれからも全力で伴走させていただきます。

東関東営業部
ディレクター
長島 新吾
千葉県内の自治体への営業を担当しております。
教育DXが急速に進む中、多くの自治体が重点施策に位置付ける個別最適な学びと協働的な学びを一体に充実し主体的・対話的で深い学びの実現に対応するため、今回導入させていただいた環境では、「学校を支え“まなび”を通して一人ひとりが活躍できる社会を共に創る」をコンセプトに校務関連システムと学習ソフト間の連携による教育データを活かした指導環境の改善と児童生徒一人ひとりに最適化された学習環境の実現を同時に実現した環境を整備しました。
引き続き我孫子市様のDX化に貢献できるように適切なサポートを継続していきます。

主任
磯 菜津子

この事例の製品・ソリューション
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※記載されているお役職等の情報につきましては、2026年4月時点のものです。
※記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。
https://www.city.abiko.chiba.jp/kosodate/kyoiku/index.html