NECフィールディング

SPECIAL SESSION

女性活躍

誰もが自分らしく挑戦できる

MEMBER

M.S
M.S2004年入社
CS品質統括部
戦略グループ マネージャー

大学では半導体を研究する日々を送る。そうした中で、黙々と一人で作業をするよりも、人と接する仕事に興味を持つように。いくつかの企業を見た上で、「いつもお客さまに寄り添ってサポートできる」という想いから入社。

T.A
T.A2003年入社
LCMサービス統括部
システムサポートグループ マネージャー

大学時代は、電気工学科で情報通信に関する研究を行っていた。当社が保守業務だけでなく、ソリューションにも積極的に取り組んでいるところに興味を持ち、さらに面接時の「受け入れてくれる雰囲気」にも惹かれて入社を決意。

対談風景
SESSION 01これまでのキャリアを教えてください
M.S
入社後はテクニカルサポート部門に配属され、現場に駆けつける保守員のサポートをしていました。たとえば、「エラーがどうしても解消されない」という連絡が来ると、ログの解析を通して原因を探るなどして、保守員の技術支援をするんです。その後は、病院さま向けのコールセンターである「医療サポートセンター」の立ち上げに携わり、お客さまの障害対応や電子カルテの操作支援などを担当しました。
T.A
そうだったんですね。私は入社してから営業部門に配属されましたが、業務はSE(システムエンジニア)寄りで、設計構築や機器の導入などを担当していました。その後も、NECの事務所に身を置いて、営業の方と同行して技術的な部分の提案支援を担当していたので、「お客さまへの対応力」と「SEとしての技術力」を同時に高めていったという感じがします。その後は、大小様々なプロジェクトに携わりチームリーダーやプロジェクトマネージャーの経験も積み今に至ります。
M.S
お客さまとのやりとりから学ぶことは本当に多いですよね。私は現在CS品質統括部戦略グループのマネージャーとして、お客さまアンケートをもとにした顧客対応の品質向上を担当しています。お客さまと直に接する機会は少なくなりましたが、ホスピタリティあふれるサポートや、より効果的な顧客対応の実現のためにこれまでの経験が活かされていると感じます。
T.A
その感覚、よく分かります。私も現在のLCMサービス統括部システムサポートグループでマネージャーを任せていただいてからは、全国の拠点にいるSEの方たちの作業品質や生産性を上げるための標準化が主な仕事となりました。SEとしての現場経験と、営業として得られた視点の双方が、作業者のルールブックを定義・改善していくときに役立っていることを実感します。
対談風景
SESSION 02管理職へのきっかけとやりがい
M.S
長く働くことは念頭にありましたが、正直なところ管理職になることには不安があったため、上司からの推薦は驚きました。でも、上司にその想いを打ち明けたり、同じように管理職になろうとしている同期と励まし合ったりできたおかげで、無事にマネージャーになれたのだと思います。
T.A
私の場合は、3度の育児休職を経て管理職になりました。上司から声をかけてもらった当時は、すでに3人の子どもがいたので、心配なことは伝え理解いただいた上で、私の将来も見据え「あなたがやってきた成果を知っているから、大丈夫だよ」と言って推薦してくださったことは一番の後押しになりましたね。
M.S
みなさん本当に優しく応援してくださりますよね。そして、いざマネジメントを始めると、最初は全部自分でやろうとしてしまいがちです。でも今は、管理職として「他の方に任せる」ことも大事だと感じています。というのも、私は管理職になってから妊娠・出産を経験したので、どうしても他の方に任せざるを得ない時期がありました。その経験があったからこそ、仕事を止めないために、積極的に仕事を手離れさせていくという方法を覚えたのだと思います。
T.A
そうそう、自分で全部やってしまうと、チームが動かなくなってしまいます。マネージャーとして、「どうやって他の方に判断の権限を渡すのか」も重要な仕事です。そうして、みんなが自立して動けるようになると、案件の進行もスムーズになります。なにより、チームのみんながのびのびと発言したり、自分で動けるように成長している姿を見るのはとても嬉しいですね。
対談風景
SESSION 03どのようにして、
子育てと仕事を両立していましたか?
M.S
育児と仕事の両立は本当に大変でした。特にコロナ禍では、保育園が突然休みになったりして…。そのときは、在宅勤務と時間単位で取得できる有給休暇をフル活用しました。おかげで、なんとか仕事も子育ても両立できたと思います。
T.A
私も子どもが3人いるので、時間単位の有給休暇は本当に助かっています。学校行事やPTA活動に参加できるのはこの制度のおかげです。昼休みと組み合わせて2~3時間だけ学校に行くなど、とても便利ですよね。しかも、周りの方がそうした働き方を許容してくださることもありがたいです。
M.S
本当にその通りで、当社は個々の状況について理解してくださる方がとても多いです。子どももいつかは手離れしていきますから、自分のキャリアを築くことも大切なのではないかと思います。子育てが忙しい時期は、周りの方が「家庭が一番大事だ」といって、業務調整やサポートをしてくださる。そして子育てが落ち着いてきたら、再び自分の仕事に打ち込んでいく。そうした女性のキャリアを後押しできる環境が、当社にはあるのではないでしょうか。
T.A
そうですね。子どもだけに集中するのも、それはそれで疲れてしまうものだから、正直仕事をすることが気分転換になることもあります。さらに管理職になると、自分の仕事のタイミングや分量を調整できるようになりますよね。そのおかげもあり、家庭と仕事の両立がうまくできているように思います。
対談風景
SESSION 04未来の後輩へのメッセージ
M.S
自分がどういう働き方をしたいか、何が自分にとって幸せなのかをじっくりと考えてみてください。その上で、管理職になるというのも一つの選択肢として捉えてみてほしいですね。何事も、自分の軸をしっかり持っていれば、自然と進むべき道が見えてきます。
T.A
本当にその通りです。自分の軸を持つことは大切ですし、状況に応じてその軸が変わることもあります。だからこそ変化を恐れず、柔軟に対応できる力を持っていてほしいです。そうした「しなやかで強い軸」があれば、後悔しないキャリアを築けるはずです。
M.S
そうですね。私も、ライフステージの変化に合わせて、私生活も大事にしながら、会社や社会にも貢献するバランスを取ることが、長く働く上での幸せにつながると思います。もう一つ覚えておいてほしいのは、仕事も家庭も、コントロールできないことが必ずあるということです。そんなときは、一人で抱え込まないようにしてほしいですね。
T.A
おっしゃる通り、困ったときに一人で抱え込まず、周囲に相談することは大切です。私も上司や同僚にたくさん助けられてきました。そうやって色んな方の力を借りたり、ロールモデルとなる方の意見を聞いたり、会社の制度を使ってみたりして、さまざまな方法を組み合わせると、そこに自分だけの働きやすさが生まれてくるように思います。みなさんの人生には、その数だけ大変なことがありますから、お互いに助け合える空気を当社につくっておきたいです。

※本記事の内容および所属・役割は取材当時のものです。