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特別対談

お客さまに必要とされ、社員が自慢できる企業に

特別対談

今年4月に鈴木浩がNECフィールディングの新社長に就任しました。
NECでは司法領域のお客さま向けの営業を長く担当し、さらにNECグループによる世界的なスポーツイベント支援への参画に関連した施策策定・推進や、AI利活用時の市場信頼に関わる戦略策定・推進など、NECグループ全体にわたる多種多様な領域での経験を持っています。
新社長としてどんなかじ取りをしていくのか。
ジャーナリストとして長くIT業界を取材してきたMM総研特別顧問の中島洋氏が、今後の抱負を聞きました。

中島

社長に就任されてどんなお気持ちでしょうか。

鈴木

責任の重みに身が引き締まる思いです。当社は数多くのお客さまにご契約いただいていて、品質の高いサービスを求められています。その期待に応えていかなければなりません。また、社長として約4600人の社員に対して責任があります。肩にずっしりその重みを感じます。

中島

これまではどんなキャリアを積まれてきたのでしょうか。

鈴木

1987年にNECに入社してから通算で25年以上、警察や法務省、裁判所などの司法領域の事業部営業を担当してきました。2015年から2年間は、東京オリンピック・パラリンピック推進本部長を担当しました。事業部門と違って、NECブランドや社員のモチベーションを考えるよい機会になりました。
その後、執行役員として自治体や医療の領域を担当し、2019年4月に当社に入社して執行役員常務として経営企画等をみてきました。

中島

NECは警察に指紋認証や顔認証を納入してきましたね。

鈴木

警察がきっかけでバイオメトリクスが広がり始めました。私も事業部の中で研究・企画から開発まで携わることができました。今では全社に広がっていて、指紋認証では米国政府機関主催の精度評価テストでナンバーワンを8回獲得する技術となりました。

中島

これまで情報通信業界は激動の連続でした。組織をリードされてきて何が印象に残っていますか。

鈴木

私が入社した頃はメインフレームが中心で、各社ごとに独自の製品を提供し、情報化投資に勢いがありました。ただ、その後、ソフト開発へとシフトしていきました。
当社のビジネスも同じです。サービスの価値が認められるようになり、ビジネスのスキームが変革しました。今はさらに変化のスピードが速くなっています。

中島

現在のNECフィールディングはどのような会社として見ればよいのでしょうか。

鈴木

全国に約400近いサービス拠点があり、それぞれに高いスキルや豊富な経験を持った社員が大勢います。元々NECの現場サイドの業務を担当し、企画から設計、開発、保守までの一連のプロセスを全部カバーしてきました。こうした経験は貴重ですし、それを活かしたサービスを提供してきています。今はNEC以外の仕事も増えていますし、保守の対象となる機器も広がっています。

鈴木 浩 氏
NECフィールディング
代表取締役 執行役員社長
鈴木 浩
1964年、神奈川県生まれ。87年上智大学理工学部卒業。同年、NEC入社。警察や法務省、裁判所などの司法や自治体などを担当する事業部営業を担当。2015年4月、東京オリンピック・パラリンピック推進本部長。2017年4月、NEC執行役員(自治体、医療領域)就任。2019年4月NECフィールディング執行役員常務就任。2020年4月代表取締役執行役員社長就任
中島 氏
MM総研
特別顧問
中島 洋
1947年生まれ。日本経済新聞社でハイテク分野などを担当。日経マグロウヒル社(現・日経BP)では『日経コンピュータ』『日経パソコン』の創刊に関わる。2003年、MM総研の代表取締役所長に就任、2019年7月から同社特別顧問

中島

保守に関するノウハウは他の領域にも広げられそうですね。

鈴木

マルチメンテナンス的な保守のニーズは高まっています。昨年4月からはカシオ計算機様の電子レジスタやプリンタの保守を当社が請け負っています。このように、サービスレベルを維持しながら対象領域の拡大を加速させていきます。

中島

そういう意味ではお客さまが多い御社は有利なポジションにいることになりますね。

鈴木

私の目標は、当社をお客さまにとって「ないと困る企業」にすることです。現在、様々な機器がネットワークでつながり、社会インフラを支えています。当社が得意のICTに加えて、あらゆる機器のサポートサービスで社会を支える、「ないと困る企業」が目標です。
そして社員が誰にでも自慢できる企業にしたい。当社はチームで活動する仕事が中心で、一人ひとりが会社への想いや誇りを持って取り組むことが重要です。

中島

社会への貢献という意味での会社の役割も重要ですね。

鈴木

まさにおっしゃるとおりです。NECグループは持続可能な社会の実現を目指しており、昨今注目を集めているSDGsへの取り組みも含めて、活動の原点はそこにあります。例えば当社の太陽光発電事業等もその取り組みの一つです。

中島

日本はこれから人生100年時代を迎えます。そんな中、社員が長く元気で働ける企業であることは重要ですね。

鈴木

企業として社員に健康でいてもらう努力をしようと思っています。すでに体調をデジタルで把握するなど、より長く働いてもらえる環境づくりをしています。
また、リモートやテレワークの活用範囲も広げていきます。拡大する保守領域のスキルサポートのため、カスタマエンジニアがスマートグラスを着用して保守作業をし、スマートグラスサポートセンターの後方支援により確実な保守業務ができる仕組みも整えました。

中島

最後に個人的なことをお聞きしましょう。趣味は何でしょうか。

鈴木

野球観戦とシュノーケリングです。きれいな海が好きですね。時間があれば沖縄を訪れています。カヤックとかもやりますよ。

中島

沖縄は私の故郷でもあります。社長業は大変だと思いますが、時間を見つけて、ぜひ沖縄の海を楽しんでください。これからのご活躍を楽しみにしています。

※広報誌「ふぃ~るでぃんぐ」145号(2020年4月1日発行)に掲載された記事です