フィールディングEyeNECフィールディングがお届けする百花繚乱のコラム集

知っておきたい「働き方改革」

2020年12月17日

第24回リモートワークで実施する新人社員教育とは?おすすめの研修サービスや教育方法を紹介!

ニューノーマル・Withコロナ時代の「働き方改革2.0」

 新型コロナウイルスの流行により、一般企業にも広く普及し始めた「リモートワーク」。しかし、仕事自体に慣れている社員はリモートで問題がなくても、新人社員の教育をリモートで行なうことに不安を感じている人事担当者の方は多いのではないでしょうか?

 そこで本記事では、リモートワークで実施する新人社員教育について、おすすめの研修サービスや教育方法と共に解説します。これからのウィズコロナ時代に合った新しい働き方を取り入れるために、参考にしてください。

リモートワークで募る新人社員の不安

 これまでとは異なる働き方に、コミュニケーション不足から孤独を感じている社員は数多くおり、これは新人社員も例外ではありません。

リモートワークで募る新人社員の不安

実際に、新型コロナウイルスの影響で4月の入社式から一度も出社せず、そのままリモートワークが始まったケースもあります。歓迎会なども開催されなかったため、一度も直接顔を合わせたことのない上司とコミュニケーションをとらなければならない新人社員の悩みは、想像に難くないでしょう。さらに新人社員の場合、入社を機に一人暮らしを始めるケースも多いので、さらに孤独感は強まります。

また、知識や事前準備が不足したまま業務に入ることへの不安感や、社会人になった実感が得られないことによるモチベーション維持の難しさなど、リモートワークによって新人社員の不安や悩みは通常時よりも大きくなっています。これらの問題を放置しておくと、新人社員のメンタル不調や退職につながりかねません。

 それらの不安や悩みを払拭するためには、リモートでの教育体制の構築や企業側の工夫が必要不可欠です。

リモートワークで行なう新人社員向けの教育方法

 新人社員の教育をリモートワークで行なう場合、録画した動画を使い続けても良いのではないか?と思う方もいるでしょう。しかし、一般的な新人社員教育のカリキュラムやテキストを使用した教育を実施しても、あまり高い効果は得られません。

その理由は、リモートだと「一方的な情報発信」に止まってしまうこと。対面した状態での新人教育であれば、疑問点をその場で質問したり習熟が遅れている新人のフォローをしたりと、新人社員と人事担当者間に「相互関係」が発生します。

しかし、ただ録画したものをリモートで流しているだけだと新人側は「聞いているだけ」の状態になり、知識の理解はできても定着は図れず、成長を実感する成功体験も得られません。さらに、新人社員同士のコミュニケーションも不足しがちになります。ライバル意識や仲間意識も生まれないため、モチベーションの保持も難しい問題です。

リモートワークで行なう新人社員向けの教育方法

 新人社員教育で知識の定着を図るには、「インプット」と「アウトプット」「フィードバック」の3つの要素と、「コミュニケーション」が重要です。以下の教育方法を参考に、ポイントを押さえた新人社員教育を新たに構築しましょう。

  • 新人社員をグループに分けて、グループごとに教育者を配置して面倒を見る
  • Web会議ツールを活用して交流を図る
  • 教育した内容を理解しているか、チェックする仕組みを導入する
  • 就業時間の最初と最後など、意図して雑談する時間を設ける
  • 定期的に1on1の面談を実施する

NECフィールディングで実施した新人社員研修

 リモートワークでの研修を検討しても、何から手を付けて良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。ここでは、NECフィールディングで上の項で説明した4つの要素ごとに実施した施策を紹介します。

<インプット>

  • 新人社員教育の基本は、e-Learningを受講します。その際、パソコンなどの設備が整っていない環境でも研修が受けられるよう、スマートフォンを利用
  • 企業理解のために、ビデオ会議による社内部門講話を実施

<アウトプット>

  • 業務進捗確認のための、メールによる新人社員からの日報提出
  • 新人社員が3分間スピーチを動画で撮影して専用アプリに投稿
    新人同士または上司やインストラクターからフィードバックを実施することで、アウトプットとフィードバック、コミュニケーションの3つの要素を満たす
  • 定期的な習学度テストの実施
    研修内容の習学度テストを行なうことで、成長実感やモチベーション維持に役立つ

<フィードバック>

  • メールによる新人への訓練本部便りを毎日発信
    真面目な話からプライベートなど他愛のない話をすることで、帰属意識を醸成
  • グループに分けて上司を設定し対応
    コミュニケーションがとりやすくなる上に、マネジメント強化ができる

<コミュニケーション>

  • ビデオ会議によるグループディスカッションを実施
  • 新人専用ホームページに自己紹介文掲載
    新人同士の相互理解にも役立ち、仲間意識やライバル意識を芽生えさせる
  • ビデオ会議によるフリーディスカッションの場を週に2回30分間程度提供
    企業が場を提供することで、新人同士のコミュニケーションがとりやすくなる

おわりに

 新型コロナウイルスの影響によって、急速な変化を遂げている働き方。リモートワークを導入する企業も急増していますが、新人社員教育においては工夫や新たな教育方法の構築が必要になります。今回紹介したNECフィールディングの研修方法を参考に、「インプット」「アウトプット」「フィードバック」「コミュニケーション」の4つのポイントを押さえた新人社員教育を行ないましょう。

関連情報

働き方改革

コラム「フィールディングEye」へ戻る