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知っておきたい「働き方改革」

2020年11月06日

第22回ニューノーマル・Withコロナ時代の「働き方改革2.0」

ニューノーマル・Withコロナ時代の「働き方改革2.0」

 ニューノーマルという言葉をよく耳にするようになりました。Withコロナの環境に生き、働く私たちが受け入れるべき新しい生活スタイルや働き方のことです。

 社会も働き方にも大きな変化が起きています。働き方改革も新しいフェーズ「働き方改革2.0」の段階に突入したようです。今回は、ニューノーマル・Withコロナによる社会の変化や組織が意識していきたい取り組みを解説します。

ニューノーマル・Withコロナによる社会の変化

 新型コロナ感染症が広がったことで、3密を避ける行動が求められるようになりました。もう何の警戒も必要としないコロナ前の状況に戻ることは難しいと考えられています。3密習慣をはじめ、新しく定着する常態/日常がニューノーマルと呼ばれるものです。

 例えば、人とは一定の距離(ソーシャルディスタンス)を確保しながら接するように心がけること、混雑が予想される場所にはなるべく立ち寄らないようにすること。これが今回の緊急時だけでなく、社会的な常識として根付いていくと予測されます。なぜなら、現状のコロナ感染の状況がまだ、減少と増加を繰り返しているからです。

 今後、収束の影が見えても、もう大丈夫と言える日が来る目処は立っておらず、いつ感染拡大の状況に転じるかわかりません。現在、人類が経験しているこのコロナウイルスは、確たる予防法や治療法が定まらないなかとても厄介な存在なのです。

 企業の事業活動においても、非対面でも可能な業務に関してはオンラインツールなどを活用して進めることが推奨されています。こちらももはや有事の対処ではなく、平時に取り組んでいく前提で浸透が加速しているようです。

ニューノーマルの働き方とは

 先述したように企業には、オンライン化への移行が求められています。

 IT業界を中心にオンライン完結できる業種では、全面的な移行が進められているようです。その他、全面移行が難しい業種でも、可能な一部の職種についてはオンラインに移行することでニューノーマルに対応されています。

 業務進行の変化にともない、従業員の働き方も変えていく必要があるでしょう。実際、コロナによる自粛期間中は、望む・望まないに関わらず、多くの方が在宅勤務・テレワークでの業務を強いられました。

ニューノーマルの働き方とは

 コロナ前、日本ではテレワークがなかなか浸透しない状況がありました。しかし、今後、ニューノーマルに対応していくにはテレワークを通常の働き方の選択肢として組み込む必要がありそうです。

 ただし、オンライン移行によって業績の著しい悪化や事業が継続困難になると予測が立つケースもあるかもしれません。事業運営に大きな影響を与える可能性がある場合は、これまで通りの働き方を継続しつつ、少しずつできる対策・施策を模索していくことが求められます。

働き方改革2.0に向けた組織の取り組み

 従来の働き方改革は、どちらかというとオフィス勤務を前提とする施策や推進がおもだっていました。長時間労働の是正、有給休暇の取得促進、育児や介護との両立支援など、法改正を含め、ここ数年の間に活発化・厳正化されてきたことは皆様もご存知のとおりです。

働き方改革2.0に向けた組織の取り組み

 コロナの蔓延を経て、日本では鈍い進化が続いていたITやIoT、AI技術活用に対する企業の認識やニーズも加速しています。それにともない、テレワークやサービス提供においてオンラインを積極活用する動きはますます強まっていくでしょう。

 今後の働き方改革の取り組みや施策には、テレワークについての基準やルールも増えていくと考えられます。いわば、働き方改革2.0(※)、働き方改革が新たな段階に突入したといえるのかもしれません。

 ※働き方改革2.0の「2.0」は、あくまで造語的なもので、明確な事柄を指すものではありません。ここでは、従来の働き方改革から新たにアップデートされた(される)段階を表現する言葉として使っています。

 働き方改革2.0の段階では、事業運営のカギを握っているマネジメント層が、この新しい働き方改革の必要性を認識することが重要です。そのうえで、業務を見える化し、業務プロセスを見直す必要があります。同時に、従業員の情報・セキュリティリテラシーの向上を目的とした教育も重要ファクターとなるでしょう。

 また、ニューノーマルやWithコロナに対応する働き方改革2.0によって、オンライン化やテレワーク化は今より浸透度が深まるはずです。この段階でどれだけ変化しても、従来の働き方改革関連法案で定められた労働の適性化は、変わらず図られていくべきと考えます。

おわりに

 Withコロナの環境下で、社会も働き方も大きく変化しています。ニューノーマルに対応しつつ、すでに次の段階の兆しが見えている「働き方改革2.0」に備える取り組みが必要となりそうです。

 コロナによる変化のおかげでITやIoT、AI技術活用の進展やテレワークの浸透など、将来的にはプラスともとれる要素も見られます。うまく適応して、円滑な事業運営を維持いていきましょう。

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