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知っておきたい「働き方改革」
2020年09月24日
第21回Web研修(オンライン研修)のメリットや特徴を解説!開催時の注意点とは
働き方改革や社会情勢の影響を受けて、人材育成に欠かせない研修のあり方も変化しています。今まではセミナールームや会議室などに参加者を集めて、学校のように講義形式で行なう「集合研修」がメインでした。
しかし、近年はインターネット環境やクラウドサービスの発展もあり、遠隔地からでも受講できる「Web研修(オンライン研修)」が大きな注目を集めています。
そこで、本記事ではWeb研修(オンライン研修)の特徴やメリット、開催時の注意点などについて解説します。
Web研修(オンライン研修)とは?
Web研修(オンライン研修)とは、簡潔に説明すると、パソコンやスマートフォンを使ってWeb上で行なわれる研修システムのことをいいます。インターネット環境さえあれば、場所を問わず受講することができます。
この研修システムを活用すれば、地方の支店や営業所などで働いている人でも、移動することなく研修に参加可能です。
Web研修(オンライン研修)の特徴
Web研修(オンライン研修)は大きく分けて、「録画型」と「ライブ配信型」の2種類があります。それぞれの特徴をまとめたので、違いを確かめながらチェックしてみてください。
・録画型
「録画型」はあらかじめ録画された動画をWeb上で見ながら、研修を受けるというものです。研修内容はすでに動画データとして保存されているため、参加者側はいつでも好きなタイミングで受講することができます。
また、開催者側は動画データを提供すれば良いので、講師を招いたり開催日時を調整したりするといった手間を省けます。
・ライブ配信型
「ライブ配信型」は別の場所で開催されている研修をライブ配信して、リアルタイムで受講するというものです。ライブ配信はZoomやSkype、Microsoft TeamsといったWeb会議システムを用いて実施します。
集合研修と同じく双方向のコミュニケーションがとれるため、参加者はわからないことがあれば、その場で講師に質問することが可能です。
また、同一の研修内容をリアルタイムで各地に発信できるので、参加者同士でディスカッションやグループワークを行なうこともできます。
Web研修(オンライン研修)のメリット
ここまで解説してきた内容を踏まえつつ、Web研修(オンライン研修)のメリットを紹介します。
・場所や時間にとらわれない
Web研修(オンライン研修)は、受講場所の制約がないため、遠隔地にあるオフィスはもちろん、自宅やカフェからでも受講可能です。
また、録画型の研修なら好きなタイミングで受講できるので、無理にスケジュールを調整する必要がありません。ライブ配信型の研修でも録画しておけば、当日受講できなかった参加者に向けて内容を共有することができます。
・コスト・時間の負担が減る
Web研修(オンライン研修)は、わざわざ会場に足を運ぶ必要がないので、原則として交通費や移動時間はかかりません。集合研修のように宿泊をともなうこともないため、参加者の負担を大きく軽減できるでしょう。
また、開催者側も会場を手配せずに済むので、レンタル費や人件費といったコストはもちろん、スケジュール調整など時間的な負担も抑えることができます。
・研修の進捗状況を把握しやすい
Web研修(オンライン研修)では、どの参加者が何の研修を受けたのか、どの程度のレベルまで進んでいるのかなど、すべてデータ化してチェックすることができます。
研修レポートも手書きではなくデータで提出できるため、効率的かつ内容も把握しやすいでしょう
。
Web研修(オンライン研修)のデメリット
Web研修(オンライン研修)はさまざまなメリットがある一方、デメリットも存在します。
・実習型研修には向かない
Web研修(オンライン研修)は直接身体に触れることができないため、技術や感覚を教える実習型の研修には向いていません。
・交流を深めにくい
参加者によるディスカッションやグループワークは、Web研修(オンライン研修)でも実施できますが、直接顔を合わせることがない分、集合研修より交流は深めにくいでしょう。
Web研修(オンライン研修)をする時の注意点
Web研修(オンライン研修)は集合研修とやり方が大きく異なるため、事前準備はしっかり行なっておきたいところです。そこで、特に注意するべきポイントを紹介します。
・インターネット回線の接続確認
Web研修(オンライン研修)はWeb上で行なわれるので、当然ながらインターネット回線は必要不可欠です。回線が不安定だと研修に支障が出るため、あらかじめ接続テストなど実施しておきましょう。
・機材・教材の確認
ライブ配信型の場合、研修風景をリアルタイムで撮影・配信するため、カメラ・マイク・プロジェクターといった機材がそろっているか、動作に問題はないかなど忘れずに確認してください。
また、研修用の資料・テキストがある場合、そちらも確実に届くよう手配しておきましょう。
おわりに
テレワークやリモートワークが推進されている現在、Web研修(オンライン研修)も増加傾向にあります。参加者はもちろん、開催者にとっても大きなメリットがあるため、今後も人材育成に注力するなら、Web研修システムへの理解をしっかり深めておきたいところです。
また、Web研修に役立つアプリ・サービスも続々登場しているので、そちらも小まめにチェックしてみてください。