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はじめてのOutlook
2020年9月14日
第1回Outlookを起動するたびにWindows セキュリティが起動してパスワードを要求される理由と、その解決方法は?
Windows でOutlookを起動するたびに、Windows セキュリティが起動してパスワードなどの入力が求められることがあります。パスワードだけでなく、アカウント名の入力を求められる場合もあります。
Windows パソコンを共用していない場合には、毎回パスワードを入力するのは煩わしいでしょう。そこで今回は、Outlookを起動するたびに毎回パスワードなどを要求される理由と、その解決方法を紹介します。
Outlookの起動時やメール送受信時にアカウント名やパスワードの入力が求められる理由
Outlookの起動時やメール送受信時にパスワードやアカウント名の入力が求められるときは、次のような理由が考えられます。
- ・資格情報(パスワード)を登録していない
- ・資格情報(パスワード)に異なった情報を登録している
- ・Microsoftアカウントに問題がある
- ・Microsoftアカウントを重複して登録している
- ・Microsoftオンラインサービスに接続していない
■資格情報(パスワード)を登録していない
Outlookのアカウントとパスワード入力画面で資格情報(パスワード)の登録設定をしていないと、毎回パスワードの入力が求められます。
アカウントとパスワード入力画面の下にある「資格情報を記憶する」にチェックを入れると、パスワード情報が登録されます。
■資格情報(パスワード)に異なった情報を登録している
Outlookに入力したアカウント情報とは異なった資格情報(パスワード)を登録していると、Outlookを起動するたびに毎回パスワードの入力が求められます。その場合、Windowsの資格情報(パスワード)をリセットして正しい資格情報(パスワード)を再登録すれば問題が解決します。
資格情報(パスワード)をリセットするには、タスクバーの「スタート」ボタンをクリックしアプリの一覧から「Windowsシステムツール」フォルダ内にある「コントロールパネル」をクリックします。
「コントロールパネル」ウィンドウが表示されるので、そこで「ユーザーアカウント」→「Windows資格情報の管理」をクリックします。そして「汎用資格情報」のリストの中から、「MicrosoftAccount:user=xxxxxxx@outlook.com(登録したメールアドレス)」の資格情報(パスワード)を削除します。
Outlookを起動しパスワードの入力を求められるので、正しいパスワードを入力し、「資格情報を記憶する」にチェックをいれて「OK」をクリックします。Outlookを再起動し、パスワードの入力が求められなくなれば成功です。
■Microsoftアカウントを重複して登録している
同じメールアカウントを重複して登録していると、Outlookの起動時やメールの送受信時にアカウント情報と資格情報(パスワード)の入力画面が毎回表示されるようになります。
そこでOutlookに設定しているアカウントを確認して、重複しているアカウントや不要なアカウントがあれば削除しましょう。ただし、大事なデータも消去してしまう可能性がありますので、操作の前にエクスポート機能を利用してバックアップを取るようにしてください。
■Microsoftオンラインサービスに接続していない
OutlookがMicrosoftオンラインサービスに接続していないと、何度もパスワードの入力を求められることがあります。そのため、Outlookの設定からMicrosoftオンラインサービスへの接続を有効にすると解決することがあります。
OutlookをMicrosoftサービスに接続するには、Outlookを起動して「ファイル」タブ→「オプション」をクリックしていきます。そして、「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」の順にクリックします。
表示された画面の左メニューから「プライバシーオプション」をクリックし、「Office を Microsoft のオンライン サービスに接続して、使用状況や環境設定に関連する機能を提供できるようにしますか?」にチェックが入っているか確認します。チェックが入っていないのであれば、チェックを入れてOutlookを再起動すると解決する可能性があります。
上記の方法で解決しないときには
上記の方法でも解決しないときには、Outlookのプロファイルに異常が発生している可能性があります。Outlookのプロファイルを再作成して、Outlook起動時にパスワードの入力画面が表示されないかどうか確認しましょう。
Outlookのプロファイルを再作成するには、Outlookを起動し上部タブから「ファイル」を選択し「アカウント設定」パネルをクリックします。そうするとメニューが表示されるので「プロファイルの管理」を選択します。
次に「メール設定」ウインドウ→「プロファイルの表示」ボタンをクリックします。プロファイルの一覧が表示されるので、プロファイルリスト下部の「追加」ボタンをクリックします。
任意のプロファイル名を指定しメールアカウントの情報(メールアドレス、名前、パスワード)を入力して「次へ」をクリックしたらプロファイルの再作成が完了します。
最後に「常に使用するプロファイル」をチェックして「作成したプロファイル名」を選択して「適用」ボタンを押せば完了です。
まとめ
毎日何度も利用するメールソフトで毎回Windows セキュリティが起動してパスワードやアカウント名の入力が求められるのは煩わしいものです。設定を見直してみることで、その煩わしさから解放されます。