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会場の様子

ご出席の皆さま

当社のCSR関連の部門長
2008年12月19日(金)、「CSR報告書を読む会」を開催しました。本会は、「CSR報告書」を通じて、私たちNECフィールディングのCSR活動はどこまで理解されているのか。その現状を把握し、今後のCSRの活動と報告書の充実を図るために開催しており、今回で2回目となります。
当日は、早稲田大学でボランティアセンター事務長の外川氏をはじめ、慶應義塾大学、中央大学、東京女子大学から、企業のCSR活動に関心をお持ちの学生4名と、帝人株式会社でCSRをご担当されている古平氏にご出席頂きました。さらに当社の社員やCSR担当者、顧問も参加し、「CSR報告書2008」について意見交換を行いました。
忌憚のない率直なご意見に「刺激を受けた!」「参考になった」という関連部門長の声も多く、2009年度版の制作に向けて大きな励みとなりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 08年12月19日(金) |
| 場所 | NECフィールディング本社会議室 |
| ご参加いただいた方々(敬称略) | 外川隆氏(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター事務長) 仙石裕明さん(慶應義塾大学) 真鍋佑紀さん(慶應義塾大学) 佐藤真美さん(東京女子大学) 瀬戸泰昭さん(中央大学) 古平明尚氏(帝人株式会社CSR室社会貢献マネージャー※2008年12月19日現在) 八木信人(NECフィールディング顧問) 田崎章(NECフィールディング東京中央支店第一課長) |

ご出席の皆さま

意見交換の様子

ご出席頂いた皆さまには前もって「CSR報告書2008」をお読みいただき、「読む会」で気づいた点を挙げていただきました。その中から、(1)報告書の良い点、(2)報告書の気になる点や改善点、(3)報告書から受けるNECフィールディングのイメージをまとめてご紹介します。
【外川隆氏】

ステークホルダーとして大学生の意見も載せているところが、非常に特長的だと思いました。 他社のCSR報告書も見ましたが、このような試みは唯一ともいえるもので極めて画期的です。
また、社員の方々の声が写真つきで多数掲載されている点も良かったと思います。
全体的に重厚で、伝えたいことが沢山あるというのは良い点です。しかし、あまりにも重厚すぎて読み手が尻込みするのではないかと思いました。今後はダイジェスト版の制作も検討されてはいかがでしょうか。
一言でいうと「生真面目」な会社。それはトップメッセージにも表れていると思います。会社としての姿勢がゆらいでいないということを強く感じました。

【仙石裕明さん】

IT技術という強みを活かし、社会の問題解決にさまざまな面で貢献していることが分かり、とても印象に残りました。そのような点でオリジナリティを感じました。
全体を通して、投資家や専門家に対する企業紹介ツールという感じを受けました。表現や内容が少し専門的すぎて、私たちのような一般人には少しわかりづらい面がありました。
IT技術を柱に事業を展開している会社であり、ITシステムの導入を支援することで、お客さま企業の業務上の無駄をなくすことに貢献していることが分かりました。

【真鍋佑紀さん】

2人の第三者意見が掲載されており、それぞれ異なる視点から評価されていること、またその中でも早稲田大学・山口氏の「苦言」を紹介している点が特に良いと思いました。
報告書をじっくり読まないと、どういう企業なのかよく分からない点に不満を感じました。パッと見た瞬間に、何をやっている企業なのかがすぐに伝わる。そんな工夫がされていたら、もっと良かったと思います。
「余裕のある会社」というイメージを持ちました。環境面や社会貢献面などで、実にいろいろなことをされていて、これだけ他に目を向けられるのはきっと余力があるからだと思いました。

【佐藤真美さん】

実際の活動内容をイメージしやすい点が良いと思いました。また、雇用・社会・環境といったカテゴリー区分も分かりやすく、社員の方々の声など、具体的な取り組み内容もとてもリアルに伝わってきました。
各項目のボリュームが多く、全体を読み通すのがとても大変でした。特に「ガバナンス」は専門用語も多く、じっくり読まないと理解できない印象を受けます。レイアウトを工夫すると印象も変わったのではないかと思います。
事業以外で、社会貢献や職場環境の整備など、いろいろな活動を行っていることが伝わりました。社会と個人の両方に対して恩恵をもたらす会社であるとの印象を持ちました。

【瀬戸泰昭さん】

各項目で「活動テーマ」「活動実績」「今後の課題」をまとめているのは、内容把握の点で良かった。Webページで、より詳しい内容やデータを紹介している点も良いと思いました。
章単位で色を変えているのは非常に分かりやすいが、それがかえって統一感が出すぎて、メリハリがなくなっている印象を持ちました。また、文字が少し小さく感じました。
ITという社会的インフラを担っている企業。それだけに社会的責任の大きさもよく理解できました。また同時に、あって当然のものを維持・管理することの重要性を感じ、これからの時代になくてはならない会社だと思いました。

【古平明尚氏】

CSRマネジメントが網羅的に紹介されている点、組織や仕組みについて詳細に記述されている点がとても素晴らしい。さらに、経営トップが力強いメッセージを語られている点も非常に印象的でした。
報告書のターゲット層が曖昧である点、事業経営とCSRマネジメントの関係性が分かりにくい点が気になりました。また、CSR活動に関する短期・中期計画の中に、KPI指標を設定していただければ、より説得力のある報告ができるのではないかと思います。
帝人と同じB to B企業ということから、ロジカルな会社というイメージを持ちました。企業としての誠実さもロジカルに表現されているといった印象で、私たち帝人と同じ体質を持つ企業であると感じました。

【田崎章】

報告書をじっくりと読んだのは初めてでした。情報漏えい対策やコンプライアンス関係など、情報セキュリティについて詳しく書かれている点は、社員の立場から見てもよいと思います。
特別な用語が多いため、どうしても注釈が多くなってしまう点が気になりました。もう少しかみ砕いた表現にして、できるだけ注釈を減らすようにすれば、もっと伝わりやすい報告書になるのではないでしょうか。
社員の私がいうのも何ですが、この報告書を読んで改めて「真面目な会社だなぁ~」という印象を持ちました。カテゴリー別に課題をすべて書き出してあるところに、企業としての体質があらわれていると思います。


今回の「報告書を読む会」では、報告書のボリュームや内容について、あるいはダイジェスト版の作成やWebとの使い分けなど、当事者では気づきにくい点をいろいろご指摘いただきました。これらを新たな検討材料として、2009年度版への原動力にしてまいりたいと考えております。
また、今回痛感したのはプロダクトアウトの発想で報告書を作ってはならないということでした。報告書ばかりではなく事業においてもそうですが、ともすると私たちは自分たちのロジックを優先しがちです。そうすると、私たちを取り巻くステークホルダーの方々の心が離れていってしまいます。それではいけない。読む人の立場を起点に報告書を制作すること。私を含め制作に関わるすべての人間の指針にしなければいけないと改めて考えております。

今回の「報告書を読む会」では、多くの方々から貴重なご意見をいただき、とても勉強になりました。中でも「どの層をターゲットにしているのかよく分からない」というご指摘は、CSR報告書の発行目的を再確認する貴重な機会となりました。
CSR報告書の発行に際して、最も検討を重ねたのが読者層でした。時間もかかり苦慮した点でもあります。しかし、最終的には「あえて読者層を限定しない」という結論に至りました。CSR報告書の役割は、私たちのCSR活動をできるだけ多くのステークホルダーに伝えること。だから掲載項目を限定せず網羅的に報告し、ステークホルダーの皆さんが少しでも興味のある項目に目を通していただければ、私たちの目的は達すると考えているからです。
また、今回Webの活用についてご意見をいただきました。報告書とWebの役割を明確にし、それぞれの特性を活かした情報発信の方法があるはずだとのご指摘です。この点につきましては、報告書とWebの連携を含めて検討し、より充実したCSR活動報告につなげていきたいと考えています。