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事業を通した社会貢献や環境対応など、私たちNECフィールディングのCSR活動はどこまで世の中に理解され、浸透しているのか。その現状を把握するための初の試みとして、2007年12月12日(水)に、『CSR報告書2007を読む会』を開催しました。
当日は、東京大学、早稲田大学、中央大学など、企業のCSR活動に関心を持つ学生11名が参加。まずはじめに、「良い会社とはどういうものか?」についてアンケート形式で意見交換を行い、その後、NECフィールディング「CSR報告書2007」に対する忌憚のない意見や今後の改善ポイントなどについて話を伺いました。
学生ならではの率直な意見に、「刺激を受けた!」「耳が痛かった」というCSR担当者も多く見受けられ、2008年度版の制作に向けて大きな弾みとなりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2007年12月12日(水) |
| 場所 | NECフィールディング本社会議室 |
| 内容 | |
| ご参加いただいた方々(敬称略) | 田中裕美(明治大学)、山中貴恵(早稲田大学)、友廣裕一(早稲田大学)、布施茉莉子(東京女子大学)、米谷升宏(中央大学)、川原利香(中央大学)、坂巻学(東京都立大学)、太田祥宏(東京大学)、田中裕美(早稲田大学)、冨島道子(早稲田大学)、Aさん(法政大学) |
| コーディネータ | 向野純一 株式会社DNPメディアクリエイト |
| アドバイザー | 山口真奈美 株式会社FEM代表取締役 |

これから社会に出る大学生は、どのような会社を良い会社だと思っているのでしょうか。良い会社の条件についていくつかの視点から質問をしました。全員の意見が一致したのは、質問4と質問9の2項目のみ。さまざまな意見の中に、良い会社を決める基準がなんとなく見えてきます。(アンケート結果はこちら)
女性の活用に重きを置いている会社は確かに良いイメージがありますが、業種によって女性を活用しにくい会社もあるので、一概にそうとはいえないと思います。
田中さんの意見はもっともですが、時代の流れを考えると「良い会社=女性の活用」という方向性は無視できない。だから私は
にしました。
女性の活用を重視しているから良い会社というのは、ちょっと無理があると思います。理想としては男女平等に扱うべきじゃないかな。

会社という組織をまとめていく上で、そのビジョンを一番体現するべきなのが社長だと思います。その意味で、社長のリーダーシップは良い会社の必須条件だと思います。
社長のリーダーシップが強いというのをワンマン経営と感じて
にしました。社長の力が強すぎると新しい発想も生まれにくいし、若手社員も育たないですよね。
ひとつの会社として存続するために、社長のリーダーシップは絶対に必要だと思います。私はリーダーシップを「求心力」と判断して
にしました。
会社というのは社会とともにあるわけですから、当然、社会貢献に力を入れるべきだと思います。見せかけだけじゃない、本質的な社会貢献をしてほしいですね。
もちろん
ですが、植林とかボランティア活動だけでなく、もっと本業を通じた社会貢献活動に力を入れてほしいです。それを実践している会社は、良い会社だと思います。
働く以上は出世をめざし、1度でいいから社長も経験してみたいですね。軽い考えかもしれませんが視野が広がると思うんです。何事も視野を狭めないことが大切だと思うので…。
私は出世より生活の方を大切にしたいですね。どちらかといえば先頭に立つより、リーダー的な人についていく方が好きです。小中高のクラブ活動でも、いつも副部長でした。

| 項目 | 内容 | 回答 |
|---|---|---|
| 質問1 | 「読む会」参加以前に、NECフィールディングを知っていましたか? | |
| 質問2 | 「読む会」参加以前に、他社の報告書を読んだことがありますか? | |
| 質問3 | 企業情報を得る場合、印刷物よりwebのほうがいい | |
| 質問4 | CSRレポートは企業を知る上で重要なツールである | |
| 質問5 | 良い会社は女性の活用を重視している | |
| 質問6 | 良い会社は給料が高い | |
| 質問7 | 良い会社は社長がリーダーシップを発揮している | |
| 質問8 | 良い会社は株価が高い | |
| 質問9 | 良い会社は社会貢献をすべき | |
| 質問10 | 良い会社は福利厚生が充実している | |
| 質問11 | 良い会社は、企業規模より社風・文化・やりがいが良いことを重視する | |
| 質問12 | 出世よりワークライフバランスを重視 | |
| 質問13 | 会社に入った限りは社長になりたい |

NECフィールディングでは、2001年度から環境報告書を発行しておりました。2006年度からは「CSR報告書2006」と改めCSR活動全般の報告に拡大しております。これまで社員が中心となって制作してきましたが、改善する点がまだまだ多いのではないかと感じています。そこで、「CSR報告書2007」に対する第三者の意見をいただき今後の制作の指針にしようと「読む会」を開催しました。
読む会に参加した大学生たちからは、「この部分はとても良かった」「この内容はもう少し詳しく説明してほしい」などと、実にさまざまな意見が寄せられました。これらの意見を貴重なアドバイスとして真摯に受け止め、さらにレベルの高い報告書を作成していきたいと考えています。
私は企業の従業員教育に関心があり、22ページの「S-MAX(エスマックス)教育」という部分を興味深く読みました。内容については理解できたのですが、この教育による成果をもう少し知りたいと思いました。
35ページのボランティア活動について、いろんな地域で多彩な活動をしていることを知り、素晴らしいなと思いました。ただ、参加人数を明記してほしかったですね。あと、45ページのエコバランスの図なのですが、私には良く理解できませんでした。
全体的に情報がとても詳細に開示されていて、透明性の高い企業だなと思いました。あとは、サービス業ならではの環境対策という部分をもっと充実させてほしいですね。
僕がいいなあと思ったのは、34ページに記載されている表彰制度です。このような制度があると社員の方々のモチベーションも高まると思います。
自社のマイナス面などもきちんと掲載しており、他の企業と比べて前向きな姿勢を感じました。今まで見た報告書の中でも、かなり見応えのあるものだったといえます。
ITソリューションの企業なのに、スポーツ振興や文化活動などにも力を入れている。その点に感銘を受けました。
正直、文字が多いという印象を受けました。図などもすごく詳しいのですが、図中の字が小さくて、少し見づらい面も多かったと思います。
全体的に良くまとまっていると思いましたが、ひとつ気になったのは28ページの「働きやすい職場づくり」のところです。育児休暇などの利用者数が載っているのですが、その分母が不明なため利用率が分かりません。このへんを改善していただければと思いました。

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わが社の報告書を非常に良く読んでいただき、第三者ならではの貴重なご意見も聞かせてもらって、非常に感謝しております。とくに凄いと思ったのは、エコカーに切り替えた後の車はどうなったのですかという指摘でした。そういう部分も、企業としてきちんと追究して行く必要性を痛感させられましたね。
あと、女性の登用について。当社の場合は業種的に女性の方を使いにくいという一面があります。これは差別という問題ではなく、たとえば深夜の保守点検作業なども多いのですが、そんな時に女性を一人で行かせることは非常に難しいという一面があります。今日の皆さんのお話を聞いていて、今後はこのような点もきちんと説明していく必要があるのではないかと思いました。
報告書の編集に携わった私としては、今日この場に参加して非常に良かったと思っています。正直、耳の痛い話も多かったのですが、次の報告書に対する意欲もわいてきました。
とくに参考になったのは、28ページの「福利厚生」の部分で、確かに人数は出ているんだけれども、その分母が明記されていなければ意味がないという指摘でした。この点は、次の報告書で必ず改善していきたいと思っています。
また、女性の活用という点でも、少し考えさせられる部分がありました。このページは私が担当し、それなりに苦心もしたつもりですが、今日の話を伺っていて、企業側の女性活用を声高にアピールするだけでいいのか…という疑問をもちました。その答えを見つけることも、これからの自分の課題だと思います。
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皆さんのお話を聞いていて、報告書の細部まで実に良く読んでいるなあと感心させられました。いろいろと改善点を指摘されましたが、その中でも一番のポイントは、図表の使い方だと思います。図を多用したのはいいのですが、それが分かりやすさという点に結びついていなかったのですね。この点は構成上の工夫で解決できると思います。
次に大切なのは、目標達成率の明確化です。全体の比較の中で、現在どの程度の目標を達成できているのか。また、今後はどのような達成率をめざしていくのか。明確な数値化が必要だと思いますね。単に数字を並べるだけでなく、その数字から読み取れる部分を解説するということも大切だと思います。
[山口真奈美さんプロフィール]
(株)FEM代表取締役
経済学修士(環境経済学)・学術修士(環境科学)
ISOや森林認証などを環境管理・監査の視点から業務・研究を行う。
地球環境問題や森林を中心とした問題の研究・講演・執筆、環境資源ガイドライン等の作成、翻訳(地球白書等)、環境に関する試験問題作成、環境教育、環境関連企画、シンポジウムの企画・司会・進行・コーディネートなどを行う。